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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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脂肪を減らすための機器

コントロバーシー最終日は

脂肪溶解についてのセッションがありました。

レーザー治療はシミとりや、脱毛から始まったため、そういった印象を持たれる方が多いとおもうのですが、最近はボディにもその治療領域が広がってきました。

ここ数年の特に、新しいトピックとして生まれてきたものが「痩身または脂肪溶解」のための機器です。

これまでも多くの機器が開発されてきました。

大きく分けると

1 「超音波」を使うもの

2 尿管の結石を破壊するような「ショックウェーブ」を使うもの

3 「レーザー」を使うもの

そして

4 「クーリングまたは凍らせる」ことによって脂肪を破壊するもの

・・・の4種類があります。

しかしながら、いまだ決定打はなく、来年あたりに本物の機器が出るのではと思います。

本物の医療用の痩身機器。これが出たら大きなビジネスチャンスになると思っています。

ブースでは先日合併したばかりのフラクセル&サーマクール。つまりリライアント社&サマージ(サーメージ)社がブースを並べていましたよ。記念写真を撮りました。

今回はカナダで行ったこともあり、会場で出会う知り合いもいつもより少なかったのですが、米国キュテラの技術トップであるスコット・ダベンポートに出会いました。

キュテラ社の技術はすべて彼が作り出したと言っていいほど腕の良い技術者です。

以前にカルフォルニアのキュテラ本社で出会って以来の再会でした。

会の後半では、来年の開催場所が発表されるのですが、2009年の開催は、なんと「バミューダ諸島」ということになりました。

バミューダ諸島。いったいどんなところなのでしょう???


コントロバーシー2日目

2日目も会場はいっぱいです。

この日の演題は

「血管病変のレーザー、光治療」

「育毛のここ数年の注目すべきトピック」

「LEDの最新報告」

「妊娠線の治療」

「スキンタイトニング」

といったものでした。

休憩時間に会場を出ると、様々なドクターたちが再会を楽しんでいます。

育毛のレーザーはいまだ開発中ですが、少しずつ論文も出るようになりました。

しかしながら、育毛剤「ロゲイン」の改善率が18%。「プロぺシア」の改善率が29%であるに対して、LLLT(670nmのローレベル・レーザー)の毛髪改善率は11%にすぎません。

ロックスアンダソンは否定的でしたけれど、今後に注目です。

LEDの話でおもしろかったのは、昨年にも話題に出ましたが、日焼け前に発光ダイオード(LED)を照射すると日焼けの抑制効果があるというものでした。

レーザー企業の展示は例年通り、ほとんどありませんでした。


ウィスラーの日本料理屋

今は世界的な日本食のブームだとよく言われていますが、ウィスラーにもいくつか日本料理店がありました。

今回の滞在中に行ったお店は、この「ZEN WHISTLER」というお店。

寿司ロールがおいしかったですよ。

こちらは現地のビールです。

右から二番目のビールはなんとハチミツ入り。飲む前は、その組み合わせはどうなのか!?と思いましたが、意外と美味しく、ちょっと甘くてとても気に入りました。

ビールとハチミツって合うんですね。


米国レーザー市場の現状

ところで、今年のコントロバーシーは毎年必ず顔を合わせるドクターがほんの数名しかおらず、その少なさに驚いてしまいました。

米国ではなく、カナダしかもウィスラーで学会があったこともあるのでしょうか?

確かにボストンやNYなどの米国東海岸からウィスラーまでは直行便がないため、飛行機の待ち時間や、バンクーバーからの移動を考えると、ほぼ10時間ぐらい移動時間にかかるようですから、クリニックを空けて来る事を考えると、往復で前後2日は見なければなりません。

不労所得ならぬ“常労所得”で生活している開業医にとって、これは痛いですよね。

「行きたいけど今年は行けないんだよね」

と、何人か知合いからもメールをもらいました。

また、特に昨年から今年にかけては、米国でも、サブプライムローンの影響は深刻なのだそうです。後は、サーチャージもほんとに高いですしね。

技術進化が早く、高額でハイテクなレーザー機器を毎年のように扱わなければならないレーザー企業の売り上げにも相当影響が出ているようです。

米国の場合、2000年から2005年にかけて、レーザー専門医以外のGP(総合医)などの医師達が「メディカルスパ」を開くことによってこの分野に多く参入してきました。

しかしながら、専門医でないと扱いきれないのがレーザーという機械です。使いこなすには想像以上に技術も経験も必要なのです。新しく参入してきたドクターによるクリニックでは火傷などのトラブルも多く、患者が訴訟を起こし医師を訴える案件も多く出てきました。

これは、規模は違えど日本と同じ現象がアメリカで起きていたと言っていいでしょう。

結局、

最新の治療を行うためには、ほぼ一年おきに高額なレーザー機器を購入しつづけなければならない。

高い専門性を持った最新の医学と工学の知識を、国内外で常に勉強しながら仕入れなければならない。

これらを考えると、レーザークリニック・・・しかも一流のレーザークリニックを作る場合、収支のバランス、投資に対するリターンという視点で言えば決してこれは「儲かる」ビジネスではなく、その割にリスクは決して低くないし手間もかかる。

好きでないと続けることは不可能なのです。

「ビジネスとして旨みがある」と安易に考えて参入してしまうと、結局苦労し挫折していくことになってしまうんですよね。

レーザー医療分野特有の事情から、ここ数年でまたレーザー専門家回帰の流れができつつあります。

売れ筋のレーザー機器も玄人好みの機器が売れるという状況に変化しているようです。

玉石混交だったこの数年間から、それらが淘汰され本物だけが生き残っていく時代へと、ちょうどこのレーザー医療業界が変化していっているのだな、と海外を回りながら今年は特にそれをひしひしと身をもって感じますね。


コントロバーシー初日

十分な休息をとれないまま、初日に備えました。

コントロバーシーは朝7時からスケジュールが始まるのです。

会場に行ってみると、お医者さんでぎっしりです。

初日の演題は、

「フラクショナルレーザー。どの機種を買うべきか? またその理由は?」

「侵襲製のリサーフェシング(肌の入れ替え)機器、炭酸ガスレーザー、フラクショナルCO2、プラズマ、可変型パルス・エルビウムヤグレーザーの比較」

「数年先の神経モデュレーター(ボトックスなど)開発」

「どのフィラー(ヒアルロン酸、コラーゲン)を選択するか?」

についてでした。

企業から依頼される公演ではないので、参加者を含めて皆“本音トーク”です。

2004年にデビューしたフラクセル以降、肌を入れ替えるフラクショナルレーザーは、やはりレーザー界のトレンドといえますね。この機器抜きには、現在のレーザーの話はできないでしょう。フラクセルⅡ、アファームマルチプレックス、モザイク、スターラックスなどの話になりました。

ちなみにどの機種がもっとも評価が高かったって?

今回は結論が出なかったのですよ。やはり高額なフラクショナルな機械を比較できるようにいくつも購入することは難しいのでしょうね。

また、瘢痕に対しては圧倒的にフラクショナルCO2(フラクセルリペア)が効果的だと言われていました。日本人にはどうでしょう? 今後の評価が気になりますね。

会場で写真を撮りましたが、まだ寝ぼけ眼ですね。なんていっても日本時間の真夜中に始まり、朝に終わるセッションです。

時間的にきつかったですよ。


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