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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ロシア産キャビアとボルシチ

ロシアといえば、グルメではカスピ海のキャビアに、ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ・・・といったところが、日本では有名でしょうか。

今回の出張では、一度だけキャビアを食べる機会に恵まれました。

そば粉のブリニはなかったのですが、こんなふうに薄く切ったバゲットにたっぷり黒キャビアを乗せて頂きます。

贅沢ですよね。

赤キャビアと黒キャビアの食べ比べもしてみました。

黒キャビアのほうがやっぱりおいしかったですね。

金額は、黒キャビアがこの量で日本円にするとおよそ7,000円に対し、赤キャビアは1,500円ぐらい。

ソ連崩壊後、黒キャビアの乱獲が進み闇市場で取引されるようになってからチョウザメが絶滅の危機に瀕していると、話題になりましたが、実際現地では本当に取れにくくなっているようです。今回の出張中訪れたレストランでは、初日のここ以外はどこにもありませんでした。

帰りの空港で、お土産用のものも探してみましたが、黒キャビアはまったくなかったですね。

でも、僕はキャビアよりもいくらの方が好きだな・・・(笑)。

ちなみにこれは、赤カブのボルシチ。

毎晩のように食べましたが、どのお店でも少しずつ味が違って、楽しめましたよ。


血の上の教会 

さて、サンクトペテルブルグでは、西洋風の街並みがそろう中、純ロシア風の建築でひときわ目立つのが、この血の上の教会です。

この教会は、 1881年3月に、当時の皇帝だったアレクサンドル二世が暗殺された土地の上に建設されたもの。構想から25年の歳月を越えて1907年に完成したのだそうです。

ロシアとキリスト教の関連は、988年にウラジミール聖公がロシアの国教にキリスト教を採用したことから始まります。

ロシア正教は、もともと東ローマ(ビザンチン)帝国の国教であったギリシャ正教(キリスト東方正教)の一派でした。

しかし、キリスト東方正教を担い東ローマ帝国を引き継ぐビザンチン帝国は、15世紀に入って強大化するトルコのオスマン帝国の脅威に対して、東方正教会をローマカトリック教会に再統合したのです。

この行為を裏切りと判断したモスクワの大司教座が、1448年に独自の総主教を立てて、コンスタンチノープルから独立し、ロシア正教を成立させたのだそうです。

1453年にビザンチン帝国が滅亡すると、ロシアこそが正当なキリスト教の後継者であるという思想がひろまったそうですよ。

 

教会内では、アレクサンドル二世が亡くなったこの場所が祭られています。

見上げると大きなドームとシャンデリアがあります。荘厳な内装でした。

東方正教の特徴でもある聖壁「イコノスタス」もありますね。

この教会は、運河に面していてとても映えます。絵を描いている人も何人もいましたよ。


ロシア・フラーレン学会会場内

今日からまたロシア出張報告に戻りますね。

学会の講堂はこんな感じです。

演題発表は、この会場だけ。4日間、入れ替わり立ち替わりひたすらフラーレンに関する発表が行われてゆくのです。

米国レーザー医学会(ASLMS2008)でも発表した、レーザー照射後のラジカル発生を抑える研究について、三菱商事の方が発表されました。

スライドの中に僕の名前が見えますね。

会場内には、おそらくこの研究棟で研究した博士たちの肖像画が並んでいます。

会場にはブースなるものもほとんどありません。

これは、光学顕微鏡の販売会社でした。

もう一枚。学会パネルの前で写真です。


日食の写真

昨日の皆既日食は、見ることできましたか?

僕はクリニックから一眼レフとレンズを持って帰り、部分日食の写真を撮ろうと準備していたのに、あいにく都内は深い曇り空。

日食はあきらめ、予定を変更し、ちょっと用事があって有栖川公園を散歩方々都立図書館に向かう途中、空を見上げると偶然。

数十秒のことでしたが、曇り空の中から、日食の太陽が見えました。

iphoneで撮影したのであまりきれいには撮れませんでしたが、ご報告しますね。


皆既日食と日本神話

ロシアブログの途中ですが、明日は皆既日食の日ですね。

東京では70%程度、太陽が欠けると予測されていますが、上海やトカラ列島などの皆既日食スポットに、旅行に行っている友人が何人もいます。

東京の天気はあまりよくなさそうですが、観たかったなあ。

考えてみれば、飛行機で沖縄まで往復するチケットを買っておけばよかった。

ダイヤモンドリングが見えるんでしょうか?

日食のときに使用するグラスが失明の恐れがあると報道されましたが、太陽光のうち、特に紫外線に近い短い波長を長いこと見続けていると、網膜の茶色いメラニン色素を破壊したり、熱変性を起こしてしまうケースがあるのです。

特に子供は夢中になって見てしまうでしょうから、注意が必要ですね。

閑話休題

日食というと僕が思い出すエピソードは、二つあります。

ひとつはコンコルドで皆既日食を追いかけた話。

太陽光が月によってさえぎられる皆既日食は、コロナやプロミネンスなどの太陽活動を観察するのに最も適しているといわれています。1973年6月にアフリカで見られた皆既日食では、専門研究チームがコンコルドで皆既日食を数時間にわたって追いかけたのだそうです。うらやましい。

もうひとつは、卑弥呼の死が日本の皆既日食と関連があるという話。

日本は古来より八百万(ヤオヨロズ)の神の信仰がありましたが、日本神話の中では、日の象徴である天照大神(アマテラスオオミカミ)が最も偉大な神。

そもそも日本の皇室は、大国主(オオクニヌシ)から、ヤマトの国を引き継いだ天照大神の子孫にあたるという説があるのです。事実、大国主は冥界の神になり、出雲大社でまつられていますよね。

おそらく古代日本でおこった政権の交代が神話という形になったのでしょう。

邪馬台国の生き神であった卑弥呼は、実は暗殺されてしまったと言い伝えがありますが、計算上、邪馬台国の時期に日食が二度あったのだそうです。

それが起源247年と248年。ちょうど卑弥呼が死んだとされる年代と一致するのです。

つまり、皆既日食が起こったたため、その時期に日の神であった卑弥呼が逆に民衆の支持を失い、殺されてしまった…。

実際にこの時に皆既日食がみられた地方は九州地方だけだったという読みもあり、これが邪馬台国九州説を後押する一つの要因になっています。

古代の日本に実際に何があったのかわかりませんが、悠久の歴史には、ロマンがありますね。

「海の神スサノオの乱暴に困り果てた日の神アマテラスが天の岩屋の中に閉じこもってしまい、高天原(タカマガハラ)が暗闇になってしまった。」という「アマテラスの岩戸かくれ」という神話がありますが、これもきっと日食の事実を語っているのでしょう。

天文の知識のない古代の人には、日食は生涯で一度見れるか見れないかという大きな偶然のイベント。

さぞかし大きな出来事だったのでしょうね。


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