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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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「PRISCILLA」とEnglish Breakfast 卵のお好みは? 

3日目のロンドン。気持ちのよい晴天で朝を迎えています。

昨日もすこし肌寒いものの、お天気はよく今回の出張は恵まれているようです。明朝にはクロアチア入りの予定ですが、行くのが億劫になってしまいそうです(苦笑)。

「ヨーロッパに来るのなら」

と、いくつか入った打ち合わせのアポイントメントは、すべてロンドンでのミーティングにしてもらいました。ロンドンであれば、空き時間にギャラリーや公園を歩いたり、夜にはミュージカルやオペラに行くことが出来ますから、僕にとってはありがたいんですよね。

昨日も午前中にナショナルギャラリーを覗いた後、レスタースクエアでミュージカルの当日券を物色。半額チケットで夜は「プリシラ」を初めて観てきました。

このミュージカル、2010年の最新ミュージカル部門でアワードを獲ったもの。

元々は1994年に公開されたオーストラリア映画です。「ドラッグクィーン」なるものを初めてこの映画で知った方も多かったのでは? 僕がそうでしたから(笑)。奇抜な衣装と70~80年代ディスコヒット満載の音楽が話題となり、アカデミーで衣装デザイン賞も受賞しましたよね。サウンドトラックを聴けば、たぶんそれだけで元気になりますよ。

ざっと書き出してみますと

●「I’ve Never Been to Me」by Charlene

●「Go West」 by Village People

●「Billy, Don’t Be a Hero」by Paper Lace

●「My Baby Loves Lovin’」by White Plains

●「I Love the Nightlife」by Alicia Bridges

●「Can’t Help Lovin’ Dat Man」by Trudy Richards

●「I Will Survive」by Gloria Gaynor

●「Fine Romance」by Lena Horne

●「Shake Your Groove Thing」by Peaches & Herb

●「I Don’t Care If the Sun Don’t Shine」by Patti Page, Patti Page

●「Finally」by  Ce Ce Peniston

●「Take a Letter Maria」by R.B. Greaves

●「Mamma Mia」by ABBA

●「Save the Best for Last」by Vanessa Williams

・・・

読むだけでもすごいラインアップですよね。

さて、昨日も今日も朝はいわゆる伝統的な英国式朝ご飯を頂いています。

フレッシュジュース。紅茶に牛乳。薄くかりかりに焼かれたトーストを数枚と、ベーコン、ソーセージ、トマト、マッシュルーム。

「卵のお好みは?」

との質問には、昨日は目玉焼きのサニーサイドアップ。今朝はスクランブルで頂きました。

アメリカでの出張でよく食べるオムレツを頼みそうになりましたが、オムレツは英国式朝食で登場しないようですね。

朝からお腹一杯ですが、今日もちょっと行きたい場所があり、休んでる暇はありません(笑)。

空もいつの間にか、ちょっと怪しくなってきたようなので。。。早めに行動しなくては。

では、でかけてきます。


ロンドン到着と麦焼酎「吾空」

ひとまずヒースロー国際航空で飛行機を降り、ロンドンに到着しました。

「ロンドンは寒いですから気をつけてくださいね」

と、何人もの方から言われていたので、覚悟して来ましたが、想像していたほどではありませんでした(笑)。曇り空から時折青空も覗く今日のロンドンは、気温10度ということです。

こちらで2日ほどいくつか用事を済ませ、その後でクロアチアに入ります。また様子を見ながらブログはアップしていきますね。

さて、こちらの写真は成田出発時のもの。

焼酎に目がない僕にとっては、JALを使うとき、成田のさくらラウンジでこの「吾空」を飲むのが、毎回楽しみなのです。

吾空は、JALのビジネスクラスで正式採用されている麦焼酎です。

この吾空の販売元の喜多屋酒造は江戸時代の文政年間に日本酒の蔵元として創業した会社。昭和40年代から焼酎を作っているのだそうですが、中でも限定配給のこの空シリーズ。

「是空」「吾空」「皆空」「尽空」

などなど、様々な空シリーズを出しているようです、飛行機好きの僕は空という名前に惹かれてついつい買ったり飲んだりしてしまいますが、元々般若心経からとった名前なんでしょうね。

般若心経で思い出しましたが、小学校のときから地元鎌倉の寺巡りが趣味だった僕は、いくつのときに覚えたのか忘れましたが、なぜか、今でも般若心経を空で暗記して言えるのです。

「色即是空」「空即是色」

僕も孔子によると、既に「惑わず世代」です。医師免許を取って15年余。

今までも様々な勉強をさせていただき、自分なりの創意工夫を繰り返してきたつもりですが、まだまだ模索する日々は続きそうです。

いつかそういった境地に達してみたいですね。


クロアチアで開かれる欧州皮膚科学会にいってきます

今日からクロアチアで開催されるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に行ってきます。

メドライトC6による、肝斑治療の演題です。

成田からロンドン経由。

でもクロアチアへは、ヒースロー国際空港からではなくて、ガトウィック空港から飛びます。

クロアチアは二回目ですが、魔女の宅急便の舞台になった事で知られるアドリア海に面する街での開催です。

先ほどロンドンの天候を調べると、なんと摂氏5度。慌てて冬服を出しましたよ。

アイスランドの噴火の影響で、フライトが心配ですが、元気に?発表して、レーザー機器や治療法の情報交換をこようと思います。

またこのブログでご報告しますね。


フラクセル3デュアル 国内正式デビュー

クリニックFでは、ソルタメディカル社の「フラクセル3デュアル」を2009年12月にデモ機として日本で初導入しています。僕自身もカルフォルニア本社のスタッフに臨床経験やパラメーターを報告するなど、製品開発にも関わってきました。

その最新鋭の機器「フラクセル3デュアル」が、2010年4月にいよいよ国内で正式デビューを果たしました。

ここで「フラクセル3デュアル」の特徴を改めてまとめておきたいと思います。

開発元であるソルタメディカル社は

■顔の皮膚全面を1度に治療するのではなく、あえて「正常な皮膚」を残すことによって、治療部位の皮膚再生を加速し、しかも安全に治療を行うことができる。

・・・という、治療効果と安全性を両立させた画期的な理論を

「Fractionated Laser Resurfacing」

と名付け、ひとつの新しい治療法として初めて確立させた会社です。

この「フラクショナル・レーザー・リサーフェシング」とは、もうすこしわかりやすく説明すると

■レーザー機器を利用して、正常な肌を残しながら、断続的かつ、円柱状もしくは円錐状(フラクショナル)に皮膚を入れ替える治療法。この治療法により、にきび痕や加齢により開いてしまった毛穴に改善をもたらし、皮膚全体の若返りを図る=「リサーフェシング」を行うことを可能とする。

・・・とでも定義したら良いでしょうか。

2004年のアメリカ テキサス州ダラスで開催された米国レーザー医学会(ASLMS)で、初代フラクセルの理論が発表されました。

偶然にも僕はダラスでの発表の現場に居合わせました。

発表を聞き、この機械は、特にアジア人の肌のレーザー治療に革命を起こすと思いましたよ。

ソルタメディカル社(元リライアント社)はさらにフラクショナルレーザー機器の研究を続け、2007年以降 改良型の「フラクセル2(リストア)」「フラクセルリファイン」「フラクセルリペア」・・・と多くの機種を発売してきましたが、2009年8月その集大成ともいえる機種を発表しました。

それがこの「フラクセル3デュアル」です。

フラクセル3デュアルは、2009年8月にカナダのウィスラーで開催された「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」という、ハーバード大学医学部附属光医学研究所の卒業生が主体となって主催するカンファレンスで、初めて発表が成されました。

この会は毎年8月の真夏に3日間、北米大陸のさまざまな都市で開催されます。

それこそ、世界中からレーザー皮膚関連の専門医師が集まってくる会なのですが、面白いのはレーザー治療器について、メーカーサイドの発表ではなく

「医師の本音を言い合う」

会であるということ。

最新鋭の機器については、実際に使用している医師から感想を聞くのが一番です。非常に役立つ知識が多く、僕も毎年出席を楽しみにしているのです。

フラクセル3デュアルのデビューについては、フラクセルとサーマクールの新機種デビューのブログでも報告しましたよね。

このレーザー機器の最も大きな特徴は、今までの1550nmの波長に比べて1927nmのレーザー波長を加えて照射できるようになったこと。

これらの赤外線の波長特性は、水に対する吸収率で性質が変わります。

単純比較した場合、1927nmの波長は、従来の波長に比べて10倍、水に対する吸収率が高いのです。

つまり肌に照射したときに、真皮の水分に吸収されるため、エネルギーが真皮の深くには入らないのです。

この特性によって何が起こるのか?

ちなみにこちらは1550nmと1927nmのふたつの波長を、まったく同じパワーである20mJ(ミリジュール)で照射したものです。左の1550nmの方が深く入ることがわかりますよね。

さらにこちらは同じ1927nmの波長で、パワーを上げていったもの。パワーがあがるごとに照射野が広がりますが、深さがあまり変わらないのがわかりますか?

つまり、色素斑や、浅いタイプのにきび痕、毛穴といった、表面の入れ替えを主体に治療したいときは1927nmの波長をメインに使用するわけです。

一方で、今までの既存のフラクセル2の1550nmの波長を使用すると、

このとおり、パワーを上昇させればさせるほど、浸達度が上がります。

経験的にも、真皮において新しいコラーゲンやエラスチンを生成する作用も大きいですので、ある程度の深さのある疾患に対して、入れ替えを主体に治療したいときは、1550nmを選択したほうがよいのがわかります。

しわや傷跡のように深い疾患と、さらにはスキントーンの改善や老人性色素斑などの浅い疾患に対し、

この図のように、二つの波長のパワーと照射密度を、何対何の比率で照射すればよいのかを考えることによって、患者さんの肌の症状に合わせて、より細かい使い分けができるのです。

このあたりのパラメーターの比率については、今月末に開催されるシンガポールでの皮膚科学会の招待講演で発表させていただこうと思っています。

クリニックFでの場合、フラクセル2の経験者で、フラクセル3デュアルを照射すると、ほぼ100%の方が次もフラクセル3デュアルでの施術を希望されます。

特に薄いしみや、小さな毛穴などに対する肌の入れ替えには圧倒的な優位差がありますね。

ちなみに3月にマイアミビーチで開催された米国皮膚科学会(AAD)では

フラクセル3デュアルとサーマクールCPTのブログである通り、相当大きな扱いでした。

このフラクセル3デュアルの施術は、安全のため、クリニックFでの「フラクセル2」の治療経験者に限り施術を行ってきましたが、先月国内で正式にデビューしたことにより、初めてフラクセルを受ける方でもフラクセル3デュアルを選択できるようにしました。

クリニックFでの施術価格は、全顔照射で「フラクセル2」と同価格。126,000円です。

今までの施術に比較して、「肌の入れ替わり感」がより大きく実感できます。

今後の世界の主流な治療になっていくのは明らかですね。


FedEx Kinko’sにて

来週11日からクロアチアのCAVTATで開催される、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の春季会に行く予定です。ポスターでの演題発表が予定されており、昨日今日と四ツ谷のFedEx Kinko’sに通って、A1の大きさでポスターを作ってきました。

光沢紙にして、印刷代は7,120円なり。仕事が終わってちょっと一安心です(笑)。

EADVでの参加発表を過去振り返ると

2005年 本会 イギリス ロンドン

2006年 春季 フィンランド サーリセルカ

2006年 本会 ギリシャ ロードス島

2007年 本会 オーストリア ウィーン

2008年 本会 フランス パリ

2009年 春季 ルーマニア ブカレスト

2009年 本会 ドイツ ベルリン

・・・となります。今年のクロアチアで、もう8回目。今回は、ここ数年とりくんでいるメドライトC6による肝斑治療について発表を予定しています。

肝斑治療は、「レーザートーニング」という手法によって治療が可能になってきましたが、レーザー機器の個体差や、患者さんの治療経過によって照射のパワーを変化させるなど、治療者の医師の技術と経験が生きてくる施術です。

この演題は先月の米国レーザー医学会(ASLMS)でも発表をしていますが、レーザー治療関連の学会の場合

■米国皮膚科学会(AAD)や米国レーザー医学会(ASLMS)などの米国系学会で演題を通す場合は、とにかく「新しい機器を使用した」発表が演題に通過しやすく

■欧州皮膚科学会(EADV)や欧州レーザー学会(ESLD)、そしてIMCASなどの欧州系学会で演題を通す場合は、「古い機器をどのように使用したか」という、使用法について論点を持ってくると演題が通過しやすいのです。

同じホヤコンバイオ社のメドライトC6を使用した発表ですが、それぞれの学会の志向に合わせて研究のプロトコールを変化させたつもりでしたので、双方から演題通過。つまり合格の知らせを受けて、とてもうれしかったですよ。

演題をポスターにして発表するか口演にして発表にするかは、昨年のベルリンEADV2009の発表のブログでも触れさせていただきましたが、どちらにもメリットとデメリットがあります。今回は、それらを踏まえた上でポスターでの発表にしました。

また、改めてここでご報告しますね。


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