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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ドライバーのフェードとドローの打ち分け練習

ゴルフ医科学研究所にて、今日はドライバーのフェードとドローの打ち分けの練習しています。

基本的にはクラブパスの方向を変えれば思う方向にスピンがかけられます。

卓球に似てますね。

数値が出るので調整が楽ですね。

https://www.facebook.com/1486146253/videos/pcb.10238374858258737/999590022041082

https://www.facebook.com/1486146253/videos/pcb.10238374858258737/1073924600777534


【新国際学会周遊記──肌育という言葉の誤用】

【新国際学会周遊記──肌育という言葉の誤用】

最近、どこのクリニックを覗いても「肌育」という言葉が踊っている。

「この針で肌育できます」

「このクリームで肌育します」

「この施術で肌育!」

…でも、正直思うのだ。

本当にそれ、肌育って言えるのか?

【肌育の定義】
そもそも肌育=肌を育てるとは何か。
医学的に見れば、3型コラーゲン(Type III collagen)を増やすこと。これに尽きる。
3型コラーゲンは胎児の皮膚や創傷治癒初期に豊富で、柔らかさと再生力の源泉とされる(Shuster S et al. Br J Dermatol. 1975;93(6):639-643)。若い肌には多いが、加齢と共に減少し、代わりに硬く脆いⅠ型優位の肌になる(Shuster S, Black MM, McVitie E. Br J Dermatol. 1975;93(6):639-643)。
さらに、3型コラーゲン産生を促す治療法として低出力レーザー治療(LLLT)が有効であることも示されている(Avci P et al. Photomed Laser Surg. 2013;31(5):189-196)。

【瘢痕治癒は肌育ではない】
一方で、「肌育」と称して
• 強すぎるフラクショナルレーザー
• 深層マイクロニードル
• 刺激的なピーリング
などで瘢痕組織を作る施術がある。
確かにⅠ型コラーゲンは増える。しかしこれは肌を育てているのではなく、単なる“傷の修復”であり、硬い肌、盛り土のような皮膚を作るに過ぎない。
過度な創傷治癒刺激は、瘢痕組織主体のⅠ型コラーゲン沈着を促し、結果として肌硬化を引き起こすことが報告されている(Huang S et al. J Invest Dermatol. 2013;133(4):980-989)。

【Ⅰ型とⅢ型コラーゲンの違い】
ここで、コラーゲンについて整理しておきたい。
コラーゲンは体内で最も多いタンパク質で、全タンパク質量の約30%を占める(Prockop DJ et al. N Engl J Med. 1995;332(5):313-323)。
皮膚・骨・軟骨・血管壁・腱などの主要構造を形成し、2025年現在28種類以上が確認されている(Ricard-Blum S. Cold Spring Harb Perspect Biol. 2011;3(1):a004978)。

Ⅰ型コラーゲン(Type I)
• 全コラーゲンの約90%を占める
• 皮膚の真皮、骨、腱、靭帯に多い
• 強靭で硬く、構造を支える「補強材」
• 瘢痕治癒や加齢皮膚で増えやすい
(Miller EJ. Annu Rev Biochem. 1976;45:281-322)

Ⅲ型コラーゲン(Type III)
• 胎児の皮膚や新生組織に豊富
• 皮膚、血管、子宮壁に多い
• 柔軟で弾性に富み、若々しい肌のハリを保つ
• 創傷治癒の初期段階で重要
(Shuster S et al. Br J Dermatol. 1975;93(6):639-643)

Ⅳ型コラーゲン(Type IV)
• 基底膜に多い
• 網目構造でフィルター機能
• 皮膚表皮と真皮の接合を安定化
(Kefalides NA. Int Rev Connect Tissue Res. 1973;6:63-104)

Ⅴ型コラーゲン(Type V)
• Ⅰ型と共存し、線維形成を助ける
• 角膜、胎盤に多い
(Wenstrup RJ et al. Am J Hum Genet. 2004;75(4):747-757)

【結論】真の肌育とは
「肌育」という言葉は、どこでも簡単に使われるが、本来は赤ちゃん肌に近い3型コラーゲンを育てる施術だけが許される言葉だろう。
瘢痕治癒でⅠ型コラーゲンを増やすだけでは、肌の柔軟性を奪い、硬く老化を促進する危険すらある。
3型コラーゲン増加が確認された治療
フォトバイオモジュレーション(LED赤色光)(Barolet D et al. J Invest Dermatol. 2009;129(12):2751-2759)
低出力レーザー(LLLT)(Avci P et al. Photomed Laser Surg. 2013;31(5):189-196)
PRP療法(血小板由来成長因子刺激)(Marx RE. J Oral Maxillofac Surg. 2004;62(4):489-496)

最後に
「肌育」──
もし本当にこの言葉を使うなら、育成と補修の違いを理解してから名乗ってほしい。


【新国際学会周遊記──脳内トランスミッターで読み解く──男と女は、なぜこうも違うのか?】

脳内トランスミッターで読み解く──男と女は、なぜこうも違うのか?

男性と女性──。

いつまで経っても分かり合えない。いや、分かり合えそうで分かり合えない。

「まるでライオンとクジラほど違うんじゃないか?」と思ったこと、皆さん一度はあるのではないでしょうか。

今日は、この永遠の謎に、神経科学という光を当ててみたいと思います。

【セロトニン──沈黙の男、記憶の女】

感情を鎮める神経伝達物質、セロトニン。
この再取り込み速度が女性では遅いことが知られています。つまり、感情の余韻が長く脳内にとどまる。
「ねえ、あの時の一言、まだ覚えてるからね」──には、実はセロトニン的な正当性があったのです。
一方の男性は、ストレスがかかると一時的にセロトニンが急増し、感情回路が“シャットダウン”する。
だから、「それ、今の話じゃないよね?」と冷静に突き放す。
良し悪しではありません。脳の仕様の違いなのです。

【ドーパミン──競う男、つながる女】

快楽と報酬の設計図、ドーパミン。
男性はこの物質に敏感に反応しやすい傾向があります。
スポーツ、ビジネス、ゲーム──そこに勝敗や成果がある限り、ドーパミンが火を吹く。
女性の場合、ドーパミンはオキシトシンと強く連携する。
「話せてよかった」「わかってくれた」──人間関係における小さなつながりに、脳は報酬を与えるのです。

【オキシトシン──話す女、黙る男】

「愛情ホルモン」オキシトシンは、女性のエストロゲンにより感受性が高まる。
ストレス時に「誰かに話すとスッキリする」のは、脳内でオキシトシンが働いている証。
対して男性の脳は、テストステロン優位。
ストレスに対しては沈黙という対処法を選ぶ。これは冷たいのではなく、オキシトシン経路が起動していないだけなのです。

【ノルアドレナリン──逃げる男、寄り添う女】

緊急時に放出されるノルアドレナリン。
男性ではこの物質が「戦うか、逃げるか(Fight or Flight)」のスイッチを入れる。
女性では、オキシトシンがストレス反応を変容させ、「守り、寄り添う」──心理学的に言うところのTend and Befriendモードが作動する。

【脳の配線──直列の男、横断の女】

構造レベルでも男女差は明らかです。
ペンシルバニア大学の大規模研究では、
男性の脳は前後方向の結合が強く、モジュール型
女性の脳は左右半球間の接続が豊かで、統合型
空間認識や瞬時判断は男性が得意、
感情と言語の統合力は女性が秀でる。
そんな“脳の戦略”が見えてきます。

【結語──違いは“優劣”ではなく“仕様”】

結局、男と女は、同じハードウェアに違うOSが入っているようなもの。
トランスミッターという名の“コード”で書かれたスクリプトは、
異なる報酬系、異なるストレス反応、異なる記憶処理を動かしている。
それを知らずに「どうしてわかってくれないの?」と嘆くのは、
MacにWindowsのショートカットを求めるようなものなのかもしれません。
互いの“脳の仕様”を知ること──
それこそが、真の共感の出発点なのです。


【念願の地へ─4次元パーラー あんでるせん訪問記】

【念願の地へ─4次元パーラー あんでるせん訪問記】

この数年、日本で一番行きたかった場所があった。

長崎・川棚町にひっそりと存在する、幻のような喫茶店─4次元パーラー あんでるせん。

「マスターは超能力者ではないか?」と噂されるこの店は、手品という枠を超えた“現象”が次々に起きる空間として、知る人ぞ知る伝説的スポットである。芸能人や著名人のファンも多く、ネットの情報もあまりに断片的で、かえってその不可思議さを増していた。

◉ 電話1000回でもつながらない
今回の出張で10年ぶりに長崎に行くことになり、ダメ元で予約を試みた。東京からスタッフに頼んで何度も電話をかけたが、繋がる気配はない。半諦めていたけれど念のため今朝、朝8時20分に電話をしてみると10コール目で繋がった。東京から来ていて、今日1人で立ち見でもいいので観ることは出来ないでしょうか?と聞くと、マスターの奥様の声で「今日はキャンセル待ちも多く、まず無理です。大体今日の予約を取られている方は2ヶ月前からですから」と優しく断られてしまった。
しかし──
天気は荒れ模様。川棚は長崎空港から長崎市の反対方向へ車で40分以上かかる辺鄙な地。
「ひょっとしたら現地でキャンセルが出るかもしれない」と、淡い期待を胸にレンタカーを走らせた。

◉ 奇跡の立ち見席
ショー開始15分前。おそらく予約した30名ぐらいが店に入った最後に、ほぼ諦めの気持ちで「立ち見でも構わないので」とお願いしてみたところ、なんとマスターご本人が現れ、「ちょうどキャンセルが出たので、よければどうぞ」との言葉。参加費1000円ですと奥さん。
──思わず、心の中でガッツポーズ。
運がいい、というより、導かれたとすら思えた。

◉ 観客30人、前半後半合わせて4時間の超空間
6席のカウンター。
残りの約24人が立ち見で、ギュウギュウの店内。体力的にはなかなかきついが、それを忘れさせる“異次元”の連続体験が待っていた。
トランプや数字当てのマジック?もちろん超一級。
観客の名前を突然言い当てる?まさか。
観客10人に回してバラバラに崩したルービックキューブが、店に飾ってあった瓶の中にあるキューブと同じパターンで揃っていたりと。
信じがたい。
だが、それが次々に“現実”として目の前で起きる。
演技というより「現象」。仕掛けを探そうとしても、脳が混乱して止まってしまう。
それでも、マスターの語り口は柔らかくユーモラスで、まるで“次元を超えた落語家”のよう。
壁には多くの有名人の写真が貼られ、全国各地から人が押し寄せる理由がよくわかる。

◉ 予約は奇跡
ちなみに、6席のカウンターを取ったという隣の方は「2か月前の1日に1000回くらい電話しました」と、さらり。
二列目の立ち見の方でさえ「500回はかけた」と話す。
その事実に驚きながらも、「それでもまた来たくなるのが“あんでるせん”なんです」と彼らは口を揃える。
ここは“現実の論理”が通用しない世界であることを、皆どこかで受け入れているようだった。

【あとがき:あんでるせんの正体】
4次元パーラー あんでるせん──
それは喫茶店の皮を被った、精神と感覚を揺さぶる“空間現象”だった。
人智を超えた技術、マスターの不思議な語り、観客の一体感。何かを“観る”というより、「異次元に触れる」という体験がそこにはあった。
次回は、ぜひカウンター席でマスターの眼差しを正面から受けてみたい。
そのとき、世界はさらに一段、違う角度で見えてくるかもしれない──


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