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品薄のはずのコメが突然店頭に 銘柄米が並びだした理由とは? 価格下落の兆しも

2024年は決して凶作ではなくて、農水省の発表では例年比で101。

米が足りない訳ないんです。

もっと高く売れそうだから在庫出してないだけ。

アダムスミスの見えざる手ですよ。

品薄のはずのコメが突然店頭に 銘柄米が並びだした理由とは? 価格下落の兆しも


7月23日開催 第四回 昭和100年史を振り返る

7月23日開催 第四回 昭和100年史を振り返る

テーマ:昭和30年(1955)~昭和50年(1975)
――高度成長という幻想と、その背後にひそむ静かな地殻変動

昭和30~50年は、“揃えること”に価値があった時代。
その均質性の果てに、次の“多様化”と“分断”の時代が見えてくる。

〇第一章 「55年体制」の成立──“ねじれ”という均衡
1955年。自由民主党と日本社会党という、いわば“永遠の与党”と“永久の野党”が登場した年。
この体制は、まるで精緻に調整された天秤のように、以後40年近くにわたり日本の政治風景を規定してゆく。
戦争責任の回避と米国追随による経済優先路線。
しかしその裏で進行していたのは「決められない政治」だった。活発な自治体革新の動きが、中央との“ねじれ”を生み出し、戦後民主主義の矛盾を浮き彫りにする。

〇第二章 「国民総中流」という幻想
池田勇人の唱えた「所得倍増計画」(1960年)は、単なる経済政策ではなかった。
それは、“誰もが中流”という価値観の植え付けであり、テレビ、冷蔵庫、洗濯機という“三種の神器”が一般家庭に入り込むと、人々の意識もまた変わっていった。
この時期の日本人は、「格差」よりも「均質」に価値を見出した。

〇第三章 高度経済成長という光と影
1955年から1973年まで、年平均10%近い成長を遂げた“奇跡の時代”。
しかし奇跡には代償がつきものだ。
重化学工業の発展、東京オリンピック(1964年)、新幹線開業……「先進国日本」への仲間入り。
その裏で農村は疲弊し、都市への過密移住が社会問題となる。集団就職列車に揺られた“金の卵”たちは、新しい階層の幕開けを告げた。

〇第四章 教育と競争──学歴社会の到来
高校進学率の急増、大学進学の大衆化。
教育基本法が目指した“人格の完成”は、いつしか“偏差値至上主義”にすり替えられていった。
「一流大学」→「一流企業」→「一戸建て」という人生のレールが、この時代に完成する。

〇第五章 五輪と万博──「見せる国家」の成立
1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博。
これらのイベントは単なる祝祭ではなく、国家ブランド戦略そのものだった。
国民は“経済の成長”という物語の中に統合されてゆく。

〇第六章 石油ショックと経済の転換点
1973年、第4次中東戦争によるオイルショック。
狂乱物価、物資の買い占め騒動、トイレットペーパー不足……。
「無限成長」という神話はここで終わる。
日本経済は“持続と安定”の時代へと舵を切るが、まだ多くの人はその意味を理解していなかった。

〇第七章 公害と住民運動──“成長の負の副産物”
四日市ぜんそく、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病。
これらはすべてこの時代の“成長の歪み”から生まれた。
1970年の「公害国会」は、国民の声が国を動かした希有な例。

〇第八章 女性と家族──「専業主婦」モデルの確立と揺らぎ
家庭の中にテレビが入り、母親は台所から教育ママへと変化する。
「子は家の鏡」とされ、母の生きがいは“子の学歴”となっていく。
しかしこの時代、女性の就労率もまた静かに上昇していた。

〇第九章 メディアと大衆文化の黄金期
手塚治虫の『鉄腕アトム』、赤塚不二夫の『天才バカボン』。
テレビという新メディアが世代横断的に価値観を揃えていく。
「巨人・大鵬・卵焼き」、団塊の世代の共通記憶が形成される。

〇第十章 冷戦と外交転換──対米追従からの自立模索
1960年の日米安保改定、1972年のニクソン訪中・日中国交正常化。
冷戦構造の中で、日本は徐々に“対米一辺倒”のバランスを修正していく。
経済外交が政治を凌駕し始めたのもこの頃だった。

◆結びに──この20年がつくった「戦後日本の型」
次回は、ポスト高度成長──昭和50年以降の「個の時代」を辿ってゆく。


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日本抗加齢医学会 ランチョンセミナー

「可視化の傲慢」から「不可視の叡智」へ

──アンチエイジング医療の未来を問う

このところ毎日、来週の抗加齢医学会のランチョンセミナーに向けての論理展開を考えています。議題はNMNの話ですが、最新の研究結果を並べるだけでは、聴衆は飽きますし、時間も持て余してしまいます。そして講演には笑いも必要ですよね!

まだまだ変えると思いますが、導入は以下のような論理展開で行こうと思います。

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1980年代から90年代、私たち医師は「すべてが見えるようになった」と思い込んでいた。
MRIで脳の構造を、エコーで内臓を、血液検査で分子を「可視化」できるようになった時代。解剖学・生理学・遺伝子学・ホルモン・神経伝達物質──あらゆるものが測定できるようになり、医療は万能の道具を手に入れたかのようだった。
脾臓が破裂すれば「取ってしまえばいい」。虫垂炎は「不要だから切除」。がんも「大きく取り去れば良い」とされた。サプリメントは栄養素だけを抽出し、健康を語る“疑似薬”として店頭に並んだ。
だが、21世紀に入ってその確信は崩れはじめる。
脳の血流可視化(fMRI)により、感情や意欲が医学的研究対象となり、DNAに加えmRNAやマイクロRNAといったエピジェネティクスも解析対象に。
脂肪細胞はホルモン分泌臓器として再定義され、筋肉細胞との“クロストーク”を行う。
そして腸内細菌は、消化機能だけでなく性格や気分、社会的行動にまで影響を与える可能性があるとされる。

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80年代から90年代の「見えるもの中心」の医学から、21世紀の「目に見えないネットワーク」や「複雑系」としての人体理解へのパラダイムシフトが起こったといえるのだ。

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アンチエイジング医療の「限界」と「展開」

アンチエイジング医療においても、初期は“測れるもの”を対象にしてきた。
・テロメア長
・血中のNAD+濃度
・ホルモン補充療法
・酸化ストレスや炎症マーカー

アンチエイジング医学は当初、「若さ=数値」と信じていた。これらを改善すれば“老い”は止まると。
これらは重要な指標ではあるが、必ずしも「健康寿命の本質」を語ってはいなかった。なぜなら老化は、時間による物質の劣化ではなく、「情報の不協和」だからだ。
内臓、筋肉、神経、感情、記憶、そして腸内細菌まで──それぞれが「音楽隊」のように協調し、交響する状態が“若さ”の正体なのだとすれば、その調和が崩れたとき、老化が始まるのではないか。
しかし、老化とは時間の経過ではなく、情報の調和崩壊であるという見方が強くなってきた。
肉体と精神、筋肉と神経、腸内細菌と感情──それらが音楽のように交響し、調和することこそが“若さ”の本質ではないか。数値を改善しても、それが奏でる“ハーモニー”が壊れていれば、老化は止まらない。

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展開の方向性──「調和の医療」へ

1. 時間生物学(Chronomedicine)
サーカディアンリズムの回復を図ることで、睡眠、ホルモン分泌、代謝、情動を最適化。

2. マイクロバイオーム医療
腸内細菌と免疫・精神・皮膚の相関に注目。プロバイオティクスやプレバイオティクスが「性格」を変える可能性も研究中。

3. レーザー医療と情報伝達の再設計
高出力だけでなく、低出力レーザー(LLLT)は細胞のATP産生促進、炎症抑制、神経再生を誘導する。
特に近赤外レーザーは血流改善と細胞レベルでのミトコンドリア活性化が示唆されており、これは“沈黙の情報ネットワーク”を再構築する医療といえる。

4. NMNとNAD+代謝の再生
老化に伴い減少するNAD+を補うことで、DNA修復酵素(PARP)やサーチュイン(SIRT1)を活性化。
NMNはミトコンドリア機能の根幹を支え、神経や筋肉、血管におけるエネルギー代謝の正常化に寄与する。
また最新研究では、NMNが自律神経を安定化し、睡眠やストレス耐性にまで波及する可能性も報告されている。

5. デジタルフェノタイピング
スマートフォンやウェアラブルで得られる行動・感情データを解析し、リアルタイムで“老化の兆候”を捉える試み。
総括──「老い」とは、静かに起こる情報の誤配線である

アンチエイジングとは、若さを“取り戻す”行為ではない。身体のあらゆる細胞・器官・微生物が交響する“調和”を再設計する試みである。


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