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ChatGPTの進化が著しい

ChatGPTの進化が著しいのでそのまま回答を貼り付けた投稿も増えましたが、あくまで道具なので、どう質問するかで回答の精度が大きく変わりますから工夫して欲しいですね。

今後は会議も自分AIでの音声チャットに変わると楽で良いですが、ぶっちゃけ今の国会もそれで良いんじゃないかな。


【新国際学会周遊記──“顔の若返り”から“表情の若返り”へ】

【新国際学会周遊記──“顔の若返り”から“表情の若返り”へ】

今回のタイの学会での招待講演で、何を話そうか考えていたのですが、日頃思っているこんな内容をスライドにしようと骨子を作りました。

美容医療の世界を長く見ていると、新たな潮流の変化が起こっているのを肌で感じます。

かつては「いかに若く見せるか」が絶対的な目標でした。シワを消す、たるみを引き上げる、ボリュームを補う──こうした“static lifting”の時代が続きました。

ですが、今、世界の先端では「外面的な顔の若返り」だけでは時代遅れという空気が確実に流れています。

特に僕が注目しているのが、“Expression(表情)”の重要性です。

なぜ“表情”が注目され始めたのか?

理由はシンプルです。

人は見た目の若さ以上に「感情豊かな動き」に魅力を感じるからです。どんなにシワが伸びても、笑顔が不自然なら魅力は激減する。逆に、多少年齢を重ねていても、目元や口元がイキイキと動いている人は健康的で好印象に映ります。

この背景には、「静止顔(frozen face)」が生む副作用への反省があります。

糸リフト、ボトックス、フィラー──確かに効果はある。でも気がつけば、「不自然」「無表情」「表情が乏しい」「フローズンフェイス症候群」といった批判も増えてきた。

今、患者のニーズは明確です。

「動きのある、自然な表情が欲しい」と。

だからこそ、世界のエステティック医療は、From Static Lifting to Dynamic Rejuvenation──静止顔から動的若返りへとパラダイムシフトし始めています。

この「動きの若返り」こそが、今後の美容医療の新しい基準になるかもしれません。エネルギーベースの新しい機器も、単なるタイトニングやリフトアップだけではなく、“動き”を美しく整える方向に進化しているのです。

◆スライド1

若い顔をつくることを超えて
表情の若返りへ
動きの時代におけるエネルギーベース治療の再定義
藤本 幸弘 医学博士、工学博士、薬科学博士、MBA、DBA

◆スライド2

Why Expression Matters More Than Age
Youthful appearance ≠ youthful expression
Emotional expression is key to perceived attractiveness
The future of aesthetic medicine focuses on “dynamic beauty”

なぜ「年齢」よりも「表情」が重要なのか
若く見えること ≠ 若々しい表情
魅力的に見せる鍵は感情表現
美容医療の未来は「動的美」にシフト

Ekman P. American Psychologist, 1992;47(4):384-392

◆スライド3

From Static Lifting to Dynamic Rejuvenation
Traditional treatments: static lifting, volume restoration
New demand: Dynamic expression enhancement
Static beauty = “frozen face”
Dynamic rejuvenation = “expressive beauty”

静的リフトから動的若返りへ
従来の治療法:静的リフトとボリューム補填
新たなニーズ:表情筋の動きの若返り
静的美=「凍った顔」
動的若返り=「生きた表情の美しさ」

Lagrelius M. Aesthetic Surgery Journal, 2020;40(12):NP621–NP628

◆スライド4

Energy-Based Devices in Evolution
First Generation: Skin tightening (RF, HIFU)
Second Generation: Muscle activation (EMS, MFU-V)
Third Generation: Neuromuscular modulation for expressions
EBDs evolving beyond skin – targeting movement and harmony

進化するエネルギーベース機器
第一世代:スキンタイトニング(RF、HIFU)
第二世代:筋肉刺激(EMS、MFU-V)
第三世代:表情筋・神経調整
表皮だけでなく「動き」をターゲットに進化中

Trelles MA. Lasers Med Sci, 2021;36(3):643–650

◆スライド5

Case Study – Smiling Before and After
Before: Static lift, expression remains dull
After: Energy-based treatments enhance muscle responsiveness
Visible improvements in smile symmetry, eye openness, vibrancy

症例紹介 – 笑顔のBefore & After
Before:静的リフトでも表情は乏しい
After:エネルギー治療で筋肉の反応性向上
笑顔の左右対称性、目の開き、活力が改善

◆スライド6

Global Trend – Dynamic Rejuvenation
Patient feedback: “I feel more alive, not just younger”
Rise of facial exercise apps + EBDs = synergy
Aesthetic medicine entering “Movement Age”

世界の潮流 – 動的若返り
患者の声:「若返ったというより、生き生きしたと感じる」
表情筋エクササイズアプリとEBDのシナジー
美容医療は「ムーブメントの時代」へ

◆スライド7

Toward Energy-Based Movement Medicine
Future concept: “Facial Coaching” using EBDs
Movement quality = key to facial youthfulness
Integration of EBDs + myotherapy + posture correction

エネルギーベース動きの医学へ
未来のコンセプト:「EBDによる表情コーチング」
動きの質=若々しい顔のカギ
機器+筋療法+姿勢矯正の統合へ

de Vos NJ. JAMA Dermatol, 2018;154(7):879-881

◆スライド8

Conclusion – A New Era of Beauty
Beauty is not only about looking young but moving young
Dynamic rejuvenation redefines the aesthetic approach
Energy-based treatments = tools for expressive, authentic beauty

結論 – 新しい美の時代
美しさは若く見えることではなく、「若々しく動くこと」
動的若返りは美のアプローチを再定義
EBDは「表現力豊かな美しさ」のツールへ

 


Qゴルフ

宣伝で気になったQゴルフ。

ヘッドの角度をワンタッチで変えられる一本クラブで、パターからドライバーまで打ち分け出来るものですが、面白いので買ってみました。

逆ネジ効果で打感もいいし、旅行でバックに入れておけば、これ一本でゴルフができるので、これはこれで楽しめるかもしれません。

https://www.facebook.com/1486146253/videos/pcb.10239132677083734/729768142988613

あ、もちろん非公認で、試合には使えません。


第四回「昭和100年史を振り返る」昭和30-50年 西暦1955-75年

来週になりますが、7月23日19時より
第四回「昭和100年史を振り返る」昭和30-50年 西暦1955-75年を開催いたします。

よろしかったらご参加ください!

参加費は30歳未満無料 30歳以上5000円。

場所は半蔵門のゴルフ医科学研究所

ワインと軽食付きです。 

——————

ゲストスピーカーは医師の
坂口大輔先生 「日本人弱体化計画」について

そしていつもご講演いただいている
加賀学社長 「ベトナム戦争、ケネディ、ニクソン、基軸通貨、金本位制、石油ショックなどを題材に日本の変遷をたどる」
となります。

——————

この期間のテーマとしては

【1955年〜1975年】 冷戦の激化と高度経済成長の時代

国際政治・戦争 

日本での自民党55年体制の成立
冷戦本格化(アメリカ vs ソ連)
ベトナム戦争(1955〜1975年)
キューバ危機(1962年)──核戦争寸前
欧州は西側NATOと東側ワルシャワ条約機構に完全分裂
アジア・アフリカ諸国の独立ラッシュ(第三世界の台頭)

経済・社会

戦後復興・高度経済成長期(日本は“高度成長期”、西欧も好景気)
アメリカの黄金時代(製造業最盛期、郊外化)
欧州ではEEC(後のEUの前身)が1957年設立
テレビ・車の普及、現代型マスカルチャーの誕生

文化・思想

反体制文化の萌芽(ヒッピー、ロック)
公民権運動(アメリカ、1960年代)
1968年:学生運動の世界的拡大
第二次フェミニズムの興隆
が焦点になるでしょう。

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題5回は1975年から1995年の予定ですが、
1955〜1975年は
「イデオロギーが世界を分断し、戦争と成長が交錯した時代」
であったのに対して、
1976〜1995年は
「冷戦の終焉とグローバル資本主義が加速した時代」
であったといえます。
思えば、1995年はキーになる年だと思います。
ITでは、Netscape Navigatorが1994年12月にリリースされ、インターネットが使われるようになり、Windows95が発売された年。
日本国内では、阪神大震災とオウム真理教の東京サリン事件が起こった年。
記憶に新しいですね。


【新国際学会周遊記──AI時代でも「医師」が不可欠な瞬間とはいつか?】

【新国際学会周遊記──AI時代でも「医師」が不可欠な瞬間とはいつか?】

ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な進化により、「医療はAIに取って代わられるのでは?」という議論が現実味を帯びています。確かに、画像診断、トリアージ、問診補助、投薬指導といった分野では、AIが日々精度を高め、臨床現場でも活用が進んでいます。

しかし、医師として日々患者さんと向き合う中で、僕は確信しています。

「AIの時代になっても、人間の医師が不可欠な場面は存在する」と。

1.「判断」と「責任」を担うのは人間だけ

AIは診断の選択肢を示すことはできます。しかし、最終的に告知し、治療方針を決め、結果に責任を持つのは医師です。
例えば「余命半年」と機械的に伝えるのか、あるいは「半年後の目標に向けた治療プランを一緒に考えましょう」と寄り添うのか──その言葉一つで患者さんの人生は大きく変わります。
AIはデータを提供しますが、言葉の重みと責任の所在は人間にしか担えません。

2.「不確実」と「曖昧」を扱えるのは人間

臨床では、教科書通りの典型例だけではなく、データが不足し、症状が交錯する“不確実”な症例が日常茶飯事です。
AIは整ったデータでこそ力を発揮しますが、ノイズの多い現場、不完全な情報、文化的背景、微細な身体表現まで統合して判断できるのは、人間の感受性と臨床経験のなせる業です。

3.「心の揺れ」に寄り添えるのは医師だけ

不安、恐怖、怒り、希望──患者さんの感情を受け止め、信頼関係を築くことはAIにはできません。
「先生の顔を見ると安心する」「この先生に任せたい」
そう思っていただける瞬間は、診断や治療内容を超えた、“人と人との共鳴”から生まれます。

4.「人生の分岐点」で羅針盤となるのが医師

選択肢が複数ある時、何を選ぶのがベストか──これは単なる医学的最適解ではなく、人生観・価値観を踏まえた意思決定です。
患者さんと対話し、寄り添い、ときには背中を押す。AIにはできない「人生の伴走者」としての役割が、これからの医師にはより一層求められます。

具体的に「医師の経験が不可欠」な場面は──

感情的信頼形成:患者が「この先生なら」と思える信頼構築
最終責任の判断:倫理的・法的責任を背負う重大な決断
手技・施術:個別化が求められる手術、処置、介入技術
非定型・曖昧な症状:教科書にも載らず、データが足りない症例

結論──AI+医師こそが次世代医療の理想形

AIが得意なのは高速な情報処理とパターン認識。

医師が担うべきは「曖昧さの中の判断」「患者心理の洞察」「人間としての責任」。

“AIができること”を活かし、“AIにできないこと”を磨くことが、これからの医師の使命です。

AIの進化は医師の役割の終焉ではなく、“人間の本質回帰”の時代の始まりなのだと、僕は思います。

だからこそ、医師は常に学び続ける必要がある。医学、宗教学、心理学、AIリテラシー、さらには歴史、哲学、芸術までも。

広く深く学び続けることが、これからの“医の本質”なのかもしれません。


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