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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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「チェロとワインの会」

5年に渡り、半蔵門のゴルフ医科学研究所で定期的に開催してきた「チェロとワインの会」。

チェリスト金子鈴太郎さんが、地方の交響楽団に就職が決まってしまい、バッハ四周目の今回が、おそらく最終回になってしまいます。

今回の公演は全7回ですが、先日前半のバッハチェロ無伴奏1-3 の六部作前半とレーガーチェロ無伴奏1-3の三部作が終了しました。

9月18日の第4回からはバッハチェロ無伴奏4-6の六部作後半とブリテンのチェロ無伴奏1-3の三部作シリーズが始まります。

超難曲のブリテンのチェロ無伴奏組曲は、なかなか演奏されませんので僕も生演奏は初めてです。

それぞれの曲目にマリアージュさせたワインを片手に、目の前でのチェロの生演奏を聴くと、まさに貴族の様な気分になり、やみつきになりますよ。

まだチケットに余力があるようなので、ぜひいらしてくださいね。一回の参加でも、三回合わせての参加でも、どちらも可能です。

【第4回】
9月18日(木) 19:00開演(18:30開場)
・バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
Johann Sebastian Bach: Suite for Solo Cello in E-flat Major, BWV1010
・ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
Benjamin Britten: First Suite for Cello Op.72

【第5回】
9月27日(土) 15:00開演(14:30開場)
・バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
Johann Sebastian Bach: Suite for Solo Cello in C minor, BWV1011
・ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
Benjamin Britten: Third Suite for Cello Op.87

【第6回】
10月7日(火) 19:00開演(18:30開場)
・バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
Johann Sebastian Bach: Suite for Solo Cello in D Major, BWV1012
・ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番Op.80
Benjamin Britten: Second Suite for Cello Op.80

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02f65ctd08i41.html?cpt_s=official&cpt_m=offline&cpt_n=common&fbclid=IwY2xjawMZ-atleHRuA2FlbQIxMQABHnEW6PlZjhABhLLy3WBhYwzodhstfHEVnuovSJrK4yWjdQDeC9Bw_Cak0J1q_aem_8SjTvVPZ7ePE1idJ3N7GhA

 


【新国際学会周遊記──四つの次元から病気と健康をとらえる】

【新国際学会周遊記──四つの次元から病気と健康をとらえる】

序章 治療と健康維持はもともと異なる営み

「病気を治すこと」と「健康を維持すること」。この二つは似ているようで、実はまったく異なる営みです。

病気を治すアプローチは、すでに生じた異常を修復する行為であり、医学が長年追求してきた中心的な使命です。現在の厚労省が行う早期発見は、病気になったものを早く見つける手法

これに対して、健康を維持するアプローチは、まだ病気が顕在化していない段階で生活を整え、老化を遅らせ、心身の調和を図る営みです。

前者は「壊れたものを直すこと」、後者は「壊れないように整えること」。

僕も講演でよく使う言葉ですが、
医師はあくまで病気の専門家であって、健康の専門家ではないのです。

この二つを混同すると、医療の方向性を誤ってしまいます。

そこで僕は「四つの次元」という視点を用いて、病気へのアプローチと健康維持・アンチエイジングへのアプローチを整理してみたいと思います。

第一章 病気を四つの次元で捉える

病気の原因と聞けば、多くの人は「身体的な異常(フィジカル)」を思い浮かべます。感染症、臓器の機能不全、がんや心筋梗塞といった目に見える病態。確かに医学はこの領域で大きな成果を収めてきました。
しかし実際には、病気の背後には 心(メンタル)、社会(ソーシャル)、そして 生きる意味や価値観(スピリチュアル) といった次元が深く関わっています。

〇フィジカル:身体的次元
臓器や細胞の異常を診断し、薬や手術で治療する。もっとも医学が得意とする領域です。
例:糖尿病は血糖コントロールだけでなく、筋肉量や生活習慣に直結しています。

〇メンタル:心の次元
うつ病や不安障害だけでなく、ストレスが免疫を下げ、慢性疼痛を悪化させることも知られています。

〇ソーシャル:社会的次元
孤独や経済的困難は心血管疾患のリスクを高めます。病気そのものよりも「誰にも頼れない」という状況が、健康を大きく損ないます。

〇スピリチュアル:意味や価値観の次元
人生の目的や死生観が揺らぐとき、人は病気をより重く感じます。緩和ケアでは「スピリチュアルペイン」が医療の課題として扱われています。
こうして「四次元」で病気をとらえることは、治療を単なる身体の修復ではなく、人を全体として癒す営みへと変えていくのです。

第二章 健康維持とアンチエイジングの四次元モデル

一方で、健康を維持し、老化を遅らせるためにも、この四つの次元は欠かせません。病気を治すためではなく、病気になる前に未然に整えるための道しるべとして応用できます。

〇フィジカル:身体を守る
運動・栄養・睡眠を整え、筋肉量と代謝を維持する。サルコペニアの予防は健康寿命延伸の要です。

〇メンタル:心を整える
慢性的なストレスはテロメアを短縮し、老化を早めます。瞑想やマインドフルネスはアンチエイジングに直結する心の調律法です。

〇ソーシャル:つながりを持ち続ける
社会的孤立は死亡率を上げることが報告されています。友人との交流や地域活動は、若さを保つ秘訣でもあります。

〇スピリチュアル:生きがいを見いだす
人生の目的を持つ人は、健康寿命が長いとされています。趣味や学び、家族との時間が細胞レベルで老化抑制につながる可能性があります。
四次元の視点で日常をデザインすることは、病気の予防だけでなく、心身ともに若々しく生きるための羅針盤になります。

結び
病気を「治す」ことと、健康を「維持する」ことはもともと別の営み。
その両方に共通しているのは、フィジカル・メンタル・ソーシャル・スピリチュアルの四つの次元を見据えることです。
「病気を治す」から「人を癒す」へ。
「病気を防ぐ」から「人生を育む」へ。
その転換こそ、21世紀の医療とアンチエイジングが進むべき方向だと、僕は思います。


金子鈴太郎さんとの出会いはちょうど10年前

「音楽は名医」や「ワインとバッハの無伴奏組曲」などの企画をしてきたチェリスト金子鈴太郎さんとの出会いはちょうど10年前だったんですね。

ほんまでっかTVに出演させていただき、サンサーンスの白鳥が、痛みを和らげるという話をした時に、ユニバーサルミュージック社からクラシックコンピレーションCDが出ることになり、そのCD番宣のために、白寿ホールでコンサートを開いたのがきっかけでした。


【新国際学会周遊記──帰納と演繹のあいだに揺れる医学の進化】

【新国際学会周遊記──帰納と演繹のあいだに揺れる医学の進化】

医学という学問は、生物学の延長線上にある以上、必ず「例外」を抱え込む運命にあります。

そのため、どれほど立派な理論や治療法も、現場に出てみれば「全員に同じように効くわけではない」という現実に直面します。

思えば、西洋医学が近代科学としてエビデンスを手に入れたのは、内科では統計解析技術、外科では無菌手術の技術の確立でした。

けれど現代は、製薬や経済、政治の影響が深く絡み、純粋に「医学だけ」を信じられない時代に突入しているのも事実です。

僕はこう考えています。

医学の進歩とは「演繹法による標準化」と「帰納法による革新」との間を、絶えず行き来する営みである。

演繹法は医療の安全性と普遍性を保証します。

一方で帰納法は、日々の臨床で現れる「例外」から未知の扉を開き、患者ごとの個別性に寄り添う力を持っています。

この二つの間を往復することこそ、医学の本質なのだと。

たとえばがん治療。

大規模臨床試験に基づく標準治療は、まさに「演繹法」の産物です。ステージ分類に応じたガイドラインは、どの病院でも同じように使える普遍的な道標になっています。

しかし、現場に立つと「例外」に出会うのです。

EGFR変異をもつ肺がん患者に分子標的薬が劇的に効いた──そんな一例が積み重なり、新しい治療体系が生まれました。そこから「精密医療(プレシジョン・メディシン)」が発展したのはご存じの通りです。

つまり、標準化(演繹)と観察の積み重ね(帰納)の両輪で、医学は進化してきたのです。

この構図は、アンチエイジングやレーザー治療にもそのまま当てはまります。

演繹の側にあるのは、栄養・運動・睡眠という「万人に効く」生活習慣の改善。大規模疫学研究が支える普遍の法則です。

レーザー治療で言えば、シミにはQスイッチルビー、しわやたるみにはフラクショナルCO₂──世界中で再現可能なエビデンスに裏打ちされた「使い分け」がそれにあたります。

一方で帰納の世界はもっと生々しい。

同じレーザーを当てても、ある人はコラーゲンが劇的に増えるのに、別の人はなだらかな変化しか示さない。

あるいはNMNやレスベラトロールを併用することで、創傷治癒や肌質改善が加速する。こうした臨床の「小さな発見」が積み重なって、新しい理論や手法が形を得ていくのです。

近赤外フラクショナルレーザーによる薬剤デリバリー促進の発見も、まさにその典型例でした。観察の集積が、やがて国際的な評価へと結びついていったのです。

アンチエイジング医療におけるレーザーの歩みは、演繹と帰納の往復そのものです。

演繹が「普遍的な安全性」を守り、帰納が「未知の未来」を切り拓く。

若返りのためだけではなく、安全と普遍性を土台に、そこからさらに革新を積み上げる。

その往復運動こそ、人類が挑み続けるアンチエイジングの真の姿なのだと感じます。

参考までに。。。。

帰納法と演繹法の歴史は、それぞれ異なる起源を持ちながら、近代科学の発展とともに互いに補完し合う関係へと変化してきました。
演繹法の起源:古代ギリシャ
演繹法は、古代ギリシャの哲学者アリストテレスによって体系化された論理学にその起源を持ちます。彼は、有名な三段論法(例:「すべての人間は死ぬ」「ソクラテスは人間である」ゆえに「ソクラテスは死ぬ」)を通じて、すでに真であるとされている普遍的な法則や前提から、論理的に必然的な結論を導き出す方法を確立しました。
中世を通じて、このアリストテレスの論理学は学問の中心的な思考法となり、聖書や権威ある書物を絶対的な前提として議論を進めることが主流でした。
帰納法の台頭:科学革命
中世が終わり、科学革命が始まると、アリストテレス中心の思考法に疑問が投げかけられるようになります。この流れの中で、イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは、真の知識は権威や書物からではなく、現実世界への観察や実験から得られるべきだと主張しました。
彼は、個々の具体的な事実を多数集め、そこから共通する性質や普遍的な法則を導き出す帰納法を提唱し、その方法論を著書『ノヴム・オルガヌム(新機関)』で体系化しました。
ベーコンのこの考え方は、その後の科学的探求の基礎となり、「知は力なり(Knowledge is power)」という言葉に象徴されるように、人々の知識を拡大し、自然を支配するための有効な手段として認識されるようになりました。

現代における両者の関係
現代の科学や論理学では、帰納法と演繹法はどちらか一方が優れていると見なされることはありません。むしろ、両者は密接に結びついています。


韓国・李在明大統領、「光復節」の8月に異例の来日…「歴史直視」求めつつ現実主義―読売新聞

朝鮮併合に対して「植民地」という言葉を使うのは間違っている。

併合当時の朝鮮は、草ばかりの、列強が植民地にする価値もないような冷涼な土地だった。

胡椒や、カカオ、金銀などの貴金属、石炭石油などのエネルギー。もしくは労働力。これらが取れる土地だから列強は植民地にしたのだ。

アジアの近代化と教育を与えることを使命とした当時の日本国の、朝鮮への投資額は多い年は国家予算の三分の一を占めており、当然の様に、その回収額よりもはるかに多い。

搾取ではなく投資。むしろ感謝されるべき。

国際連盟のつくった「委任統治領」や、国際連合のつくった「信託統治領」に近い概念だとおもう。

歴史にIFはないけれど、いっそ、韓国が日本ではなく、当時の列強の搾取型の植民地にされていたと想定してみたら、韓国の大統領も、理解が深まるんじゃないかな。

韓国・李在明大統領、「光復節」の8月に異例の来日…「歴史直視」求めつつ現実主義(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース


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