【書評:藤本幸弘『AI時代の新勉強法』】
AIの進化が「情報」の意味を根底から変えてしまった今、藤本幸弘氏の新著『AI時代の新勉強法』(8月22日発売)は、未来を見据えた学びの羅針盤となる一冊です。

生成AIの登場により、我々の目の前には無限に近い量の情報が溢れています。
しかしその反面、「情報そのものの価値」は急速に低下しています。
加えて、今後はフェイク動画の氾濫によって、YouTubeをはじめとする従来型の集客モデルが崩壊していくであろうことを、著者は冷静に予測します。
その中で人間に求められるのは、単なる知識の詰め込みではなく、膨大なノイズの中から「真の情報」を見極める教養です。
本書が説くのは、「これは本当なのか?」と問い続ける姿勢、すなわち科学的な研究思考法を日常の学びに取り入れることの重要性です。
SNSを中心に拡散される情報の中で、懐疑と検証を繰り返し、真実へと迫る力。この力こそが、AI時代を生き抜くための最大の武器であると藤本氏は強調します。
本書は、AIを敵視するのではなく、AIがもたらす「情報洪水」の世界をどう泳ぎ切るか、そのための知的体力を鍛える実践書です。
学びの方法論が大きな転換点を迎えるいま、「未来の勉強」を考えるすべての人に手に取っていただきたい一冊です。
――まさに、「AI時代の新勉強法」は、知の氾濫期を生き抜くための哲学と戦略を同時に与えてくれる現代の必読書といえるでしょう。
暗記も根性もいらない AI時代の新・勉強法 藤本幸弘 (著)





