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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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La Jolla

朝早くからはじまる半面、午後の早い時間に終わるのがこのコントロバーシーズの特徴です。

午後は、久しぶりに会った仲間との親善会のようになります。

学会の二日目、JMEC西村社長の運転で、サンディエゴまで行くことに。

カールスバッドから、西海岸きっての保養地、La Jolla(ラホーヤ/ラホイヤ)まで海岸線を走ってみました。

カルフォルニアの海の風景は、ほんとに独特で、きれいですよね。

こちらがLa Jollaの街です。

時刻はもう夕方近く。海の見えるレストランで軽食を取りました。

ビールを頼んだのですが、メキシコ風にテキーラを混ぜて飲むのがお勧めとのことでトライしてみました。

時差ボケにグッときましたよ。

サマーフェスティバルの季節ですが、残念ながら曇り空でした。


Something that equipment salesmen probably won’t tell you

今回のコントロバーシーズでは、本音トークが少なかったのではないかと話をしたばかりですが、一つ、強烈に印象に残った発表がありました。

ナイアガラフォールズでレーザー皮膚科を開業するケビン・スミス医師の上記の講演です。

「(レーザー)機器セールスマンが、おそらくドクターに言いたくないであろうこと」

とでも訳したら良いでしょうか。

中にはとてもここではお聞かせできないような(笑)、強烈な言葉がたくさん出てきたのですが、一つとても納得した言葉ありました。

Q What’s the difference between a car salesman and a laser salesman?

これに対して、

A The car salesman can probably drive. (The laser salesman might not know much about lasering.)

というスライドが出てきたのです。

車のセールスマンは、実際に運転もする人間であることが常で、自社の車を他社の車と比べその違いについてユーザーとして話ができる。

しかしながら、レーザーのセールスマンは、実際にユーザーとしてレーザーを照射するわけでは必ずしもないので、他社のレーザーとの違いについては、説明ができない場合が多々あるのだ。

ということです。

いやあ、核心をついていますね。

医療機器の営業販売がいかに難しいかということです。

同じくハイテクノロジーの総結集であるフォーミュラ1(F1)の世界では、(テスト)ドライバーの機器開発能力が優れているか否かがチームの勝敗を決します。

フェラーリを常勝チームに変革させたのも、ドライバーであったミハエル・シューマッハの、メカニックに対する事細かな的確なアドバイスだったのです。

レーザーの機器評価にも、さらに技術開発にも、ドライバーが必要なのですよね。

僕も、レーザー業界において、製造会社に対して適切な情報のフィードバックができるドライバーになるために、努力したいと思いますよ。

ちなみにこんなスライドもありました。

The best way to get rid of a laser salesman is to purchase a laser!

うーん(苦笑)


世界最先端のレーザー医学会

コントロバーシーズ&カンバセーションズの朝は、毎年早いのです。

まだホテルの人もあまり活動していない、朝7時に会場が開きます。

レジストレーションは済ませてあるので、ファーストネームの書かれた名札とパンフレットをもらって会場に入ります。

アメリカだけでなく、世界中から集まってきたレーザー皮膚科を専門とするドクター達。

簡単な軽食をビュッフェスタイルで取ります。

だんだん人数が増えてきました。近況を知らせ合うのです。

懐かしい面々と再会を喜んでいると間もなく、8時のディスカッション会場の時間になります。

会場の前でコーヒーを片手に記念写真です。

アメリカ西海岸の朝8時というと、ちょうど日本時間の翌日深夜12時からの開催。

時差ボケで眠い目をこすりながらの参加なのです。

この学会は、もともとハーバード大学ウェルマン光医学研究所のレーザー医療を専門とする医師の同窓生たちが始めました。

なのであくまで“同窓会”扱い。

同窓会的で面白いところは、出席者の学位や現在の勤務先、電子メール、住所などがすべてリストになって配られるのです。

今年の参加者は150人程度でしょうか。僕の名前もありますよね。

こんな席で三日間にわたり発表を聞き、ディスカッションに加わるのですが、会場の席に思わぬ大物がいたりで面白いのですよ。

僕の前の席に偶然座ったのが、ブライアン・ゼリクソン医師とヴィクター・ロス医師。

横に座ったのが、エリザベス・タンジー医師。

そしてひとつ前の司会者席には顔だけ見えていますが、ロックス・アンダソン教授。

世界的に有名なレーザー医師達が、あそこにもここにもいる、という状態はやっぱり毎年楽しいのです。

僕はこの学会を、医師の本音が聞ける会として、参加を楽しみにしているのですが、最近、この学会であまりに本音が出てしまうので、数あるレーザー企業も営業マンや技術部門のスタッフが来るのではなく、トップの社長たちが顔を出すようになりました。

今回のトピックは、

初日が、「手術をしない痩身機器」「フラクショナルレーザー機器の比較」「すべてのヒアルロン酸フィラーは同一なのか?」

二日目は、「ホームケア用機器」「スキンタイトニング機器」「傷をいかになおすか?」「ボトックスとディスポートの比較」

三日目は「FDAへの機器認可」「レーザー・光治療でいかに効果を出すか?」「血管疾患に対してのレーザー治療」「PDT療法」

などなどがディスカッションされ、非常に有益でしたが、今年もトークは、ちょっとパワーダウンしている感じでしたよ。

サイトン社も、社長ともどもの参加でした。

先日までキュテラ社の営業にいた、林さんにも会いました。

サイトン社のパロアルト本社勤務の営業職に転職したのだそうです。

経緯はどうであれ、海外のレーザー会社で働く日本人は応援したいと思いますね。どんどん増えてくれるといいとおもいます。

会場のホテルのロビーに飾られていた花です。

このホテルは、数ヶ月前にハイアットグループに入りましたが、この花の選択を見て、フォーシーズンズホテルのマインドが生きているのかなと、ふと思いましたよ。


サンディエゴから戻りました

今日のLAX発成田行きのユナイテッド便で、カルフォルニアはサンディエゴ開催のコントロバーシーズ&カンバセーションズから戻りました。

今年はこれで4回目のアメリカ渡航です。レーザー医学会関連は、3月のAAD(米国皮膚科学会)から始まりますが、毎年8月に開催されるコントロバーシーズ&カンバセーションズでひと区切りです。

今年の学会は、新機種が出るという情報はこれといってなかったのですが、だいたいクリニックFではこのコントロバーシーズまでに、その年に購入するレーザーを決定します。

今回の3日間に渡る講演とディスカッションを受けて、レーザー医学会専門医として今年購入しなければならない機器を決めてきましたよ。

これについてはまたこのブログで報告しますね。

明日はクリニックFは休診日を頂いていますので、外来は金曜日からとなります。


カールスバッドに着きました

ロサンジェルス空港から、車でハイウェイを約100マイル南下。

サンディエゴ近郊のカールスバッドにやってきました。

今年のコントロバーシーズはこの地で開催なのです。

サンディエゴに来たのは2006年のこの同じ学会参加以来

会場は全く同じなのですが、ホテルの名前がFour Seasons Aviaraから、Park Hyatt Aviaraに変わっていました。

なんでも、ほんの数ヶ月前に買収が行なわれたとか...。

東京の暑さに慣れたのか、こちらは肌寒いぐらいの涼しさです。

今日のセッションは

「痩身の機器」

「アブレイティブ•フラクショナル•レーザー各機種の比較」

「ヒアルロン酸の各フィラーの比較」

といった演題が検討されました。

痩身の研究の話題は、昨年とほとんど変わらないですね。

フラクショナルレーザーのセッションも、各先生、今ひとつ臨床的な比較の突っ込みが足りず、レーザー専門医師達が本音を言い合うという、いつもの「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」らしからぬ、ちょっと欲求不満の初日となりました。

明日、明後日と演題もありますので、またご報告しますね。


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