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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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クロアチアのドブロブニック空港へ

クロアチアまではブリティッシュエアラインを使いました。

これはヴェネチア上空です。

約3時間のフライトで、綺麗なアドリア海の島々が見えてきましたよ。

アドリア海をクルーズシップが走ります。以前にドブロブニックに来た時はクルーズシップで来たのを思い出しました。

いよいよ着陸です。

ずいぶんと小さな空港です。

地中海性気候のこの地域。

太陽の光がまぶしいです。

クロアチアはこの日27度。ロンドンの気温が10度ぐらいだったので、20度ぐらいの温度差があることになります。

今回は小さな街での開催ですので、僕は期間中アパートメントを借りることにしました。

そのオーナーが、

10ユーロで空港に迎えに行くよ

とメールをくれていましたので、彼の車に乗り込みます。

こんな山道を、10㎞ぐらい走ったでしょうか…。

Cavtatの看板が見えてきました。

さて、今回の宿泊先(民宿??)が見えてきました。


ヴィクトリアステーションからガトウィックへ

再び、今月半ばに訪れたイギリス-クロアチア出張記です。

翌朝。早朝、まだ日が出る前に、ヴィクトリア駅に向かいます。

ヴィクトリア駅からはガトウィックエクスブレスという空港行きの特急があるのです。

トランクとともに、列車に乗り込みます。

日が昇りました。この日のロンドンも晴天です。

列車のガラスに、僕のカメラのレンズが写りこんでしまっていますが、日が差し込んできて反射してしまい、どうやってもとれなかったのです。

ロンドン南部の森林地帯を越えていよいよ50km離れたエアポートに到着します。

空港には見たことのない飛行機会社が沢山。

お土産屋さんにはデディベアがいます。

ラウンジで、クロアチアへの出発便を待ちます。


仙台歯科医師会の招待講演

この新国際学会周遊記では先週まで滞在したロンドン・クロアチアブログが続いていますが、僕自身は東京におり、今日も四ッ谷で診療しています。

とはいえ、実は明後日水曜日から、シンガポールで開催される「Dermatologic Laser & Surgery in Asians」という学会の招待講演を受けていて、

「フラクセル3デュアル」と「サーマクールCPT」

の併用療法について講演をしてくる予定です。

今月3ヵ国目の出張。土曜日朝の便で帰国し、そのままクリニックに向かう予定です。今週の診療は今日明日、そして土曜日ということになりますので、また御迷惑をおかけし申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

さて、そんな海外出張の合間に、昨日日曜日は、昨年末に開催された、日本アンチエイジング歯科学会で同じく演者となった、仙台歯科医師会の吉田直人先生のご紹介で、仙台歯科医師会からお声を掛けて頂き、日帰り講演をさせていただきました。

僕が仙台に行くのは、小学校4年生以来。当時父方の親戚が住んでいた仙台に遊びに行ったのです。

もう30年も前の話になります。

この時のことは今でも鮮明に覚えています。というのも、ずーっと乗りたかった飛行機に、このとき初めて乗ったから。

羽田空港で搭乗の際にある金属探知ゲートにもびっくりしましたし、空から地上にある車がミニチュアのように見えてとても印象的でした。

そして、自分が乗っている飛行機から、空を飛んでいる他の飛行機を見たときの驚き。

それから、海の上を飛んでいるとき下を眺めると、波も船も止まって見えるのにもびっくりしましたね。

まあ遠くから見ているので視角が変わらず、止まって見えるのが当たり前なのですが、海育ちの僕は、実際に動いている波しか見たことがなかったので、本当に驚いたのです。

わずか40分のフライト。そのわずかな時間の中でいくつもの感動を味わいました。きっとあの経験で、僕は飛行機好きになったのでしょう。今でも忘れられない経験です。

そんな思い出深い仙台に、今回は新幹線で向かいます。

あっという間に仙台駅に着きました。その間わずか1時間40分。

クリニックFには、仙台から定期的に通ってくださっている方が何人かいらっしゃるのですが、確かにこれなら通えますよね。

歯科医師会館は、元銀行であったというとても大きな豪奢な造りの建物でした。

今回は、

「丸一日講演時間を用意しましたので、先生の好きなように話をしてください。」

という、プレッシャーのかかる講演依頼を頂いていたもので(笑)

自分の得意分野と、歯科医師会の先生方のニーズを考えながら、

午前中は、

「戦略的アンチエイジング医院経営」

「医療機関の株式会社化を含む経営転換の提案とその問題点」

についての話をさせていただきました。

この話は以前「経済同友会」定期会での招待講演でもお話しさせていただいた内容です。

僕のMBAの提出論文の主題は、「日本の保険診療下における医療機関の株式会社化」なのですが

健康な人を対象とした、アンチエイジング医療および自費診療の医療分野を株式会社化して、その収益によって、病気の人を対象にした保険診療部分の経営の底上げを行い、医療の質を上げるための提案と、そのメリットとデメリットについて考察する。

といった趣旨の演題です。

みなさんとても熱心に講演を聞いてくださり、多くの先生方からご質問を頂きました。

お昼の会食は、こちらのお店に連れて行っていただきました。

僕は仙台と言ったらやはり「牛たん」だろうと思っていたのですが、

出てきたそばの横に、ちょっと見えにくいのですが、大きな蟹のはさみが一本。丸ごと天ぷらになって出てきたのです。

とてもおいしく頂きました。

午後には

「欧米アンチエイジング・レーザー治療の現状」

「メタボリックシンドローム治療機器ACBODYの医学的・工学的論点」

について話をさせていただきましたが、やはり美にかかわる演題は、女性陣の反応が良かったですね(笑)。

結局、合計4演題。

合わせて4時間の講演をしてきました。

せっかく仙台に来たので、「牛たん」をお土産に買って帰りましたよ。

網焼きして食べたらおいしかったです。

先週イギリスからの帰国後は、この講演のために資料をまとめる作業をずっと行っていました。

僕は講演依頼された場合、必ず新しい知見を加えて、同じ講演はしない。

という努力目標を自分に課しています。講演は日時が決まっていますし、締め切りがあると集中できるのです。

今まで英語で講演した内容を日本語に訳したりすると、言語論理が違って、脳の違った部分が活性化するからでしょうか。

以前の演題の論理展開から、まったく違った視点が見えてきたりして、日ごろ行っている頭の整理になり、とても良い勉強になりました。

講演に呼んでくださった吉田先生をはじめとして、仙台歯科医師会でお世話になった先生方に御礼申し上げます。

ありがとうございました。


オペラ「アイーダ」

夜のロンドン。ホテルから歩いて向かった先はこちら。

昼にも来たロイヤルオペラハウスです。

今夜の演目は

ニコラ・ルイゾッティ指揮 ヴェルディの大作オペラ「アイーダ」。

ニコラはサンフランシスコオペラのディレクターですが、東京でもタクトを振っていたことがありますよね。

この日のオペラは随分前から日本でチケットを手配していたのですが、発売後まもなく完売になってしまったとのこと。

しかし、上演3週間ぐらい前からキャンセルチケットが少しずつ出てきて、僕も運よくシートを手に入れることができたのです。

嬉しくて、開場すぐに並び、まだガラガラの会場に入りました。

新国際学会周遊記恒例の(笑)劇場天井画です。

色々と見学している内に会場も満杯になってきて、舞台が始まる直前の独特な高揚感が劇場を支配し始めます。

ここで簡単に歌劇「アイーダ」が生まれた経緯と内容についておさらいしておきましょう。

時は1869年。

スエズ運河の開通を記念して、エジプトの提督であったイスマーイール・パシャがカイロに新設される歌劇場のこけら落としに、ご当地のエジプトを舞台にした新作オペラの作成を有名作曲家に依頼します。

依頼相手の一人で本命が、50歳代のジュゼッペ・ヴェルディ。

ヴェルディは当時すでにこの世界の巨匠でした。「リゴレット」や「椿姫」、「ドン・カルロ」といったオペラの名作を作り上げ、地位も名誉も財産も手に入れ、さらにイタリア国の独立にも文化的に寄与している。そんな「すべてを手に入れた」ヴェルディが、ここでまた再び新たなオペラを一から作り完成させるためのモチベーションを維持するには、相当根気も必要だったことでしょう。

スエズ開通記念祝典に2年の遅れはありましたが、1871年 オペラ「アイーダ」は、カイロ歌劇場でめでたく公演の日を迎えることになります。

物語は戦争をしていた古代エチオピアと古代エジプトの架空のお話。

舞台設定では、主人公のアイーダは、現在は奴隷の身分にありますが、実はエジプトに捕らえられたエチオピアの王女なのです。

舞台の始まりには、もう一人の主人公、エジプトの将軍ラダメスが、エジプト王ファラオによって、エチオピアとの戦争の名誉ある総司令官に任命されます。

ラダメスは、

戦争に勝ったのちには恋人のアイーダと結婚したい

と歌います。

アイーダは、ラダメスの勝利を心から願い歌いますが、母国を滅ぼす戦いに勝利を願ってしまったことに気づいて深く後悔し、神に死を望む歌を歌います。

ここで幕間。オーケストラも見に行きました。

昼間に訪れたロイヤルオペラハウスのカフェにも行ってみましたよ。

緯度の高いロンドンでは夜遅くまで明るいのです。コヴェントガーデンがよく見えます。

そんな中、幕入りを知らせるブザーが鳴り、客席に急ぎます。

第二幕ではまず、エジプト軍が勝利する第一報がエジプト王室に入ります。

当時ラダメスに好意を抱いていたエジプト王女アムネリスは、アイーダのラダメスに対する気持ちを疑い、確かめたくて、

「ラダメスは戦死した」

という嘘をアイーダに伝えますが、その動揺をみて、アイーダのラダメスに対する気持ちを察します。

そして、

あなたは私の恋のライバルだ

と打ち明けるのです。

アイーダはラダメスが好きだと言う事実を「滅相もない」と否定しますが、アイーダのラダメスに対する気持ちを、アムネリスの知るところとなります。

舞台は変わって、エジプト軍が勝利した後の、ラメダスの勝利の凱旋が始まります。この際に演奏される曲が、「凱旋の行進曲」とそれに続く「凱旋の場」。

オペラ「アイーダ」で最も盛り上がるシーンです。

エチオピアの捕虜達が多く連れられてきます。その中にも身分を偽ったアイーダの父、すなわちエチオピア王のアモナズロノ姿もあり、アイーダもそれに気づき「父上」と声に出してしまいます。

この曲は、2002年FIFAワールドカップで使用された曲ですので、記憶のある方も多いでしょう。

YOU TUBEで画像を探してみました。

アイーダの凱旋行進曲は良いものがたくさんあって、選ぶのは大変でしたが、中でもこの二つの「映像」が僕の好みでした。

https://youtu.be/Yq_if8R5xZE

映像だけでもこの曲が持つ力と合唱の迫力は伝わりますよね。実際、舞台でこれを観ると、感動で一気に鳥肌が立ちますよ。

ちなみに、この「凱旋の行進曲」は、“アイーダ・トランペット”といわれるとても長い、特注のトランペットを使用して演奏されます。この6組のトランペットは、アイーダの演奏が始まったばかりの当時、公演の度に楽譜とともに貸しだされたのだそうです。

さて、ストーリーに話を戻すと、見事勝利したラダメスは、エジプト王より

「褒美として娘のアムネリスを娶って、私ののちにエジプトを治めよ」

との言葉をもらいます。

ラダメスはアイーダへの気持ちを忘れられませんが、国王の意に逆らうことができず、葛藤を続け、結果、アムネリスと結婚する道を選びます。

ここで第二幕は終了です。

幕間に会場の踊り場に出てみましたが、ドレスアップした多くの紳士淑女が楽しそうに舞台について語り合っていましたよ。

そして、第三幕。

ラダメスがエジプト王女アムネリスとの結婚式を控えた前日。

エチオピア王アモナズロは、娘のアイーダに、故国を復興するために恋人のラダメスにエジプト軍の機密を聞き出すように話します。

ラダメスは久しぶりのアイーダとの逢瀬に喜びますが、一緒に国を逃げようというアイーダに、とうとう機密を漏らしてしまいます。

この話を隠れて聞いていたアモナズロは、機密を聞き知ったと大声を上げた後、アイーダとともに逃亡します。

反対にラダメスはこの機密を話してしまった事に後悔し、自ら罪を償おうとエジプトの神官達に捕まり、裁判の末、地下牢で生き埋めにされる刑を言い渡されるのです。

舞台は地下牢に生き埋めにされるシーンに移動します。

暗い地下牢の地面に差し込む、最後の地上の光が徐々に消えてしまった後、ラダメスは、せめて愛するアイーダだけでも生き延びてほしいと歌いますが、その地下牢に、なんとアイーダ本人が現れるのです。

ラダメスに与えられた刑を伝え聞いたアイーダは、事前にその地下牢に忍び込んでいたのでした。

二人は愛を語り合う二重唱をうたい、天上で結ばれることを誓います。

アイーダがラダメスの腕の中で息を引き取るところで、感動の幕が落ちるのです。

今回アイーダ役をやったミカエラ・カロッシは、ちょっと太めのイタリアのソプラノ歌手。僕は初めて聴きましたが、十分な声量が出ていましたね。通常はエチオピアの王女ですので黒人の化粧をするのですが、今回はそうではありませんでしたね。

彼女は観客全てのスタンディングオベーションで喝采を受けていました。

ですが、何よりも僕が興味深かったのは、今回のアイーダの舞台演出。

未だかつて観た事のない、情熱的かつ官能的なアイーダを観せられて、僕は本当に感動しました。

もちろん一流の歌手による安定感のある演技と歌という、物語の中に気持ちが入ってゆける環境は必要不可欠ですが、同じ脚本で同じストーリーであるにもかかわらず、舞台表現者によって、これだけ印象が変えることができるのはすごいことですよね。

本当にオペラは人類最高の文化的活動。劇場で素晴らしいオペラの場に立ち会う事ができると、心から幸せを感じます。

翌朝はクロアチアに向けて早朝からの移動日。8時間の時差で疲れてもいましたが、興奮覚めやらずホテルまで歩いて帰りました。

それでも、舞台の余韻が冷めず、なかなか寝付けませんでしたよ。


ハロッズで

打ち合わせがブロンブトンロードであったので、終了後ナイツブリッジまで歩きハロッズをぶらぶら。最後に食料品コーナーに行きました。

相変わらずの賑わいです。

飲茶を。

一息ついたところでいったんホテルに戻り、出直します。


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