現在、先週訪れたイタリアのブログが続いていますが、僕はサンクトペテルブルクで開催されるフラーレン学会の発表のため、ロシアに向かいます。
あちらの通信事情がわかりませんので、昨晩徹夜でイタリアブログを書きました。
少しづつ公開される様になっていますので、トスカーナの景色をお楽しみくださいね。
成田空港は曇り空ですが、あちらではバレエのチケットを取っているので楽しみにしています。
9日土曜日の朝に帰国予定です。
その間、クリニックで電話予約は出来ますので、ご連絡くださいね。
藤本幸弘オフィシャルブログ
現在、先週訪れたイタリアのブログが続いていますが、僕はサンクトペテルブルクで開催されるフラーレン学会の発表のため、ロシアに向かいます。
あちらの通信事情がわかりませんので、昨晩徹夜でイタリアブログを書きました。
少しづつ公開される様になっていますので、トスカーナの景色をお楽しみくださいね。
成田空港は曇り空ですが、あちらではバレエのチケットを取っているので楽しみにしています。
9日土曜日の朝に帰国予定です。
その間、クリニックで電話予約は出来ますので、ご連絡くださいね。
明けて翌日。
この日は「朝一番にホテルに車が迎えに行くから」というFAXがDEKA社から届いていました。
当初、ミラノ近郊のクリニックを訪問したのちに、フィレンツェのDEKA本社に移動する予定だったのですが、先方のドクターに、やんごとなき用事ができたとのこと。
ミラノには最終日にフィレンツェから日帰りすることになりました。

ホテルでリビアの大統領とべルルスコーニ伊首相がトップに載る新聞を読みながら、到着を待ちます。
迎えに来てくれた車は一台のメルセデス。
「ボンジョールノ」
と声をかけると、
「ブレーゴ」
といい声が返ってきました。
イタリア語しか話ができない運転手さんと、約3時間余り。

高速をひた走ります。

走る道はこんな平原が続いています。

途中休憩したドライブイン。

ちょっとびっくりしたのですが、車の日よけの屋根が、すべて太陽発電器になっています。
イタリアもエコですね。


おいしそうな食材も売っています。


さらにボローニャからは山を越えて、いよいよフィレンツェの街に入ります。

ようやく到着したDEKA本社です。
今回のミラノ滞在中、スカラ座で上演されていたのはヴェルディのオペラ 「アッティラ」でした。
アッティラとは、王様の名前です。
アッティラ王の話をする際には、まず、ヨーロッパ民族大移動(Great Barbarian Invasion)の話をしなければなりません。
四世紀から八世紀にかけてヨーロッパの定住人種が東方のアジア系遊牧民の侵略により移住し、ヨーロッパの人種配置が大きく入れ替わったことを「民族大移動」といいます。
東方民族であるフン族からの侵略を受け、西ゴート族さらに、東ゴート族がローマ帝国に侵入し、押し出される形で旧西ローマ帝国の領域内に居住していた人種が西方(と一部ルーマニア)に移動しました。
この移動により、現在のヨーロッパの系譜であるフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ルーマニアなどの「ラテン系」国家と、ドイツ、イギリス、オランダ、北欧三国などの「ゲルマン系」国家の配置がほぼ確定したのです。

そして、この移住により、古代が終わり、中世が始まったと言われています。
民族大移動は西ローマ帝国の滅亡の原因の一つにもなったのですが、この発端となったフン族を率いた王がアッティラです。
アッティラの治世下で帝国は最盛期を迎え、ローマ帝政末期に広がっていたキリスト教の信者からは「神の災い」や「神の鞭」と恐れられたのですが、アッティラは453年に、自らの婚礼の席で急死しました。
死後、アッティラの息子たちの間で内紛が起き、フン帝国は瓦解しましたが、このアッティラ急死の物語をオペラにしたものがヴェルディの「アッティラ」というわけなのです。
この「アッティラ」は、1846年の3月17日にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されています。
ちなみにこの年は、江戸時代最後の天皇である孝明天皇が即位した年です。
この日のキャストは、舞台監督Nicola Luisotti 指揮者Bruno Casoni
主な登場人物は
アッティラ王役に、Orlin Anastassov
ローマ軍の将軍 エツィオにMarco Vratogna
アクイレイアの領主の娘 オダベッラ にFabio Sartori
アクイレイアの騎士 オダべッラの恋人役にフォレスト にFabio Satori
が配役されました。
フン族の王アッティラの軍は、アクイレイアの町を略奪し、破壊します。勝利の美酒を味わいながら、部下より、戦いに加わっていた女性の一団を戦利品として献上されます。
この一団を率いていたのがアクイレイアの領主の娘オダベッラ。
アッティラは、彼女たちの勇気に感銘を受け、オダベッラに願いを一つ叶えてやると言う。
オダベッラは剣を望み、アッティラは自らの剣を与えるのです。
オダベッラの恋人だったフォレストは、オダベッラに詰め寄りますが、彼女は父の仇を取るために、アッティラに近づくのが目的だと打ち明けます。
舞台の上では、アッティラに対する復讐に燃えるエツィオ、フォレスト、アッティラそれぞれが、お互いに密約と同盟を繰り返し、アッティラを殺す機を伺います。
しかしながら、プロローグでオダべッラに渡った剣は、舞台の最後、オダベッラとの婚礼の儀に際して、アッティラの命を奪う剣になるのです。
舞台は、オダベッラはアッティラの胸に深々と剣を刺し、
「お前もか、オダベッラ」
と一言うめいて、アッティラが倒れるところで幕が落ちます。

すべての歌手が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、特にフォレスト役を配役されたFabio Satoriが、喝采を受けていましたよ。
さて、このスカラ座からの帰り道がまた素晴らしいのです。

まず、スカラ広場のダヴィンチ像を横目に見ながら、

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアを抜けます。

そして

抜けた先には夜の空にも映えるドゥオーモが見えてくるのです。
スカラ座で行われた劇後の幸せな雰囲気に、この景色。
いつもほんとうに幸せな気持ちになります。


夜も更けてきましたが、いよいよ明日の早朝フィレンツェに移動となります。
ミラノも夜になり、20時の開演時間が近づいてきました。
スカラ座近くのカフェで食事を済ませます。


イタリアンカラーのテーブルナプキンについ目が留まります。

ビールとともに軽食を注文してみましたが、おいしかったですよ。
夜のスカラ座は

ライティングのおかげでまた雰囲気が違っていいのです。
入館して開演を待ちます。


独特の深みのある赤い椅子。

何度来てもスカラ座は
素晴らしい何とも言えない独特な雰囲気ですね。

この会場に来ると、気持ちが盛り上がってくるのを抑えることができません。

スカラ座のエンブレムです。


新国際学会周遊記恒例の、天井のシャンデリア。


目の前の椅子に英語とイタリア語の字幕が出ます。
いよいよ開幕です。
さて、イタリア出張から現在帰国し東京で診療を続けている僕ですが、それも今日で一旦終了.明日からロシア出張が控えています。
診療再開は来週の土曜日。今日はその前の最後の診療日ですから、ぎりぎりまで治療を行う予定です(笑)。駆け込みでいらしたい方は10時以降クリニックまでお電話ください。
では、ブログ上はもうしばらくイタリア出張記にお付き合い下さいね。
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イタリアのブランドで最も人気のあるものの一つ・・・といえば、やっぱりこれでしょう。

フェラーリです。
店の中で何が売っているというわけではないのですが、それでも人だかりが出来、道行く人が何人も足を止めていきます。
人気があるんですよね。

実は最近クリニックFにおいでくださる患者さんから聞いたのですが、フェラーリ社は株式公開を目指しているのだそうです。

アメリカ型の業績経営が浸透し、次期目標売り上げを上げるために、モデルチェンジを早めて、何台販売しなければならない! など、目標を上げるようになったということです。
これは・・・正直どうなんでしょうか?
フェラーリ社のように、社長の情熱でより良い車を少数作ってきたメーカーに、アメリカ型の経営がなじむとは到底思えません。
アメリカ型経営は、功罪がありますよね。
ヨーロッパのブランドは、家内工業の様に仕組みは小さいが、職人技の光る本当に良いものを作るというイメージがあります。
こうした本当に良いものというのは、値段をつけることができません。
誰でも手に入れることができない「匠の技」に対して、それを求める人に対して、相応の価値が生まれるのだと思っています。
僕がこだわるデヴァイスに特化して言えば、古くはストラディバリウスのヴァイオリンだったり、パテック・フィリップの時計だったり、近代ではエンツォの率いたフェラーリ社だったのだと思います。
これが株主に志向した経営効率を重視して、大量受注生産を始めたときには、古くからのロイヤルカスタマーが離れてしまうでしょう。
数日前に書いた、スイスの時計会社の買収劇も同じ様な状況にあるのだと思いますが、ブランディングイメージというアイデンティティを維持してほしいですね。