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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑨ プラハのBTL社からTomas Boleslavsky エジプシャンバザール キャビア 行列のケバブ はちみつ

おはようございます。

今日は11月13日(水)。クリニックFの診療日です。

昨日は非接触型のRF痩身機器「ヴァンキッシュ」の販売元であるチェコはプラハのBTL社からTomas BoleslavskyがクリニックFに表敬訪問してくれました。

彼と会うのは2年ぶりです。

前回会ったときはチェコ共和国で開催された欧州皮膚科学会で、学会会場からBTL社まで彼が送迎をしてくれたのです。とてもありがたかったです。

非接触型のRFという全く新しいコンセプトでしたが、以前にいただいたプレゼンテーションだけではいまひとつきちんと理解が出来なかったので、今回ゆっくり話を聞くことが出来てだいぶクリアになりました。

そういえば先日ちょうどモスクワ大学に滞在した工学部の教授と話していたのですが、旧ソ連圏の理系には、物理と化学、そして物性の三つの学部しかないのだそうです。

ちなみに理論が主ですので、応用系の工学部もありません。

数学も物理の中に含まれてしまうのだそうです。

細分化した西洋型の理系の学部と比較して、横断的に思考と研究が出来ますよね。

チェコも30年間の旧ソ連圏の学問構造の蓄積がありますので、我々にはない発想があるのです。

2時間弱の間、彼を英語で質問攻めにしてしまいましたが、お互い母国語ではない言葉でのやりとりであったにも関わらず、とても良いディスカッションが出来ました。

最後には、

「とても的確な工学的質問をありがとう。普通の医師と話していてもなかなかでない質問で、本社で新たに検討する課題が出来た。」

と言ってくれました。

今日は上海に、明日は香港に立ち寄って帰国するそうです。

上海に行ったら蟹を食べてねと言っておきました(笑)。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先月滞在したトルコについて。

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イスタンブール到着の翌日は朝から学会に行きましたが、夕方からは比較的時間が余ることに。

この時間を使ってまずはトルコらしいところへ見学に行くことにしました。

こちら、エジプシャン・バザールです。

オスマン帝国時代の1660年に建設された歴史ある建物。

入口は見ての通りの混雑ぶり。

この中に88の店舗・・・主にスパイス屋さんが並んでいるのです。

スパイス屋さんの中でとりわけ目立ったのがキャビアとカラスミを売るお店。

中には試食をさせてくれるところもありました。

ベルーガ産のキャビアだといわれましたが、本物でしょうか?

ともあれ、とてもおいしかったです。

こちらはケバブのお店。

なぜかこの店だけがものすごい行列です。

食べようと順番を待っていたのですが、列が長いためあきらめました。

30分後ぐらいして戻ってみると、なんと閉店していたんです。

食べたかったなあ。

そして、こちら、なんだと思いますか?

はちみつです。

はちみつを、ハチの巣ごと売っているのです。

下の写真は翌朝ホテルで食べたもの。

こちらにナイフを突き刺して、チーズを混ぜて食べるのですが、これが本当においしい。

確かに、ブルーチーズに蜂蜜をかけて食べるピザなんかもありますが、ビジュアル的にもこれは

衝撃の体験と味でした。

 

 


プレゼンテーションの教材 画期的なすい臓がん診断キット TED Technology Entertainment Design

国内外の学会で発表のチャンスを頂くと、発表内容もさることながら、どういうスタイルで講演すべきかということも最近考えるようになりました。

考えても、もちろん実際それが本番でできるか、というのはまた別の話で、こちらはまだまだ課題があります。

自分のプレゼンテーションスタイルを作る、というのはやはり難しい。オリンピック招致のときにその手の専門家がいることを多くの日本人が知ったと思いますが、身近なもので僕が教材にしているものがあります。

TEDってご存知ですか?

TED(Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州ロングビーチで年一回、大規模な世界的講演会を主催しているグループのことを言います。

このTEDが主催している講演会は、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行います。超有名人から無名の人まで。

これら価値ある英語の発表を日本語に訳している人たちがいます。

訳して、発表の映像に日本語で字幕をつけているのです。

この日本語字幕のついたTEDの講演シーンは、無料で学ぶことの出来る、英語の、そしてプレゼンテーションの最適な教材ではないかと思います。

ちなみに今回非常に感動した映像がありますのでご紹介しますね。

それは、すい臓がんの診断キットをこれまでにない精度で、しかも安価に作り上げたアメリカの高校生の話。

彼は、13歳の時に近しい人をすい臓がんで亡くしてしまいます。

なぜ彼は死ななければならなかったのか。もっと早く癌を見つけて、治療し、治ることがどうして出来なかったのか。そもそもすい臓ってどんな臓器なんだろう? すい臓がんとはどんな病気なのだろうか。

その死をきっかけにすい臓がんについて彼は調べ始めます。すると、どうやらすい臓がんの診断検査は高額で、しかも精度が低いことがわかります。また、60年前に作られた機器が未だに使われていることもわかります。

彼は非常な熱心さをもって、ネット上のデータバンクにある4000種のタンパクの中から、すい臓がんや卵巣がん、肺がんに特異的なタンパク質である「メソテリン」を見つけ出しました。

そして、高校の授業で習った抗体と、偶然読んでいた本の中のカーボンナノチューブを組み合わせ、メソテリンに特異的に反応する抗体を作ることを思いついたのです。

彼のすごいところは、その後ジョン・ホプキンス大学と国立衛生研究所の200名の教授にメールを送り、材料一覧、予算、研究予定表、研究手順を詳しく書いたのちに、

「自分に研究をさせてくれないか?」

と、働きかけたこと。

200名の内199名からは断りの返事が来たそうですが、ひとりだけよい返事をくれた教授がいました。

その教授を訪ねていくと、いくつもの質問を投げかけられ、それに答えていく内に別の教室から彼に質問に来た博士(PhD)たちで次第に教室が一杯になり、最後には20名の博士と教授がひしめきあうような状態になったのだそうです。晴れて彼はこの教室で研究を行う権利を与えられ、実験系を再度組み直す作業を行い、この研究結果を出した・・・というわけです。

青年の着眼点の素晴らしさ、行動力、熱意にも胸打たれましたし、経緯や結果も夢があって素晴らしいですね。

すい臓は十二指腸の横、胃の裏側にある薄い組織です。

消化液を排出する外分泌器官と、インスリンを排出する内分泌器官を併せ持つ、非常に重要な臓器なのにも関わらず、癌が出来てしまった場合、その解剖学的場所から発見が難しいのです。

膵頭部という消化液が十二指腸に排出される部分に癌が出来た場合ならば、症状がすぐに現れますが、特に膵尾部といわれる部分に癌が出来た場合、ほかの臓器に浸潤し、症状が出た時には手術が出来ないし、手の打ちようがないということも多いです。

万が一癌が見つかっても、外科の手術の中でも、最も大きく体に負担がかかる膵頭十二指腸切除という手術が必要になります。

癌治療は早期発見に勝るものはありませんが、検査の中には放射線被ばくなどの悪い影響があるものも存在します。

このように体に負担の少ない診断機器が今後も出来るとよいですよね。

プレゼンテーションというのは、かように人の心を動かし、その上で歴史までをも変えていく力がある、ということが映像を見ているとよくわかります。

勇気までもらえる、よい教材です。

 


■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑧ 純国産のピコ秒〜フェムト秒皮膚レーザーの開発 

おはようございます。

今日11月11日(月)は臨時休診日を頂き、国内のある工場にて制作された、フェムト秒からピコ秒発振が可能なレーザー発振管を、皮膚形成外科的治療機器に応用できないかディスカッションに行ってきます。

工学的には十分可能な技術だけに、純国産で世界最高レベルのレーザー治療機器が実現する可能性が高く、これは楽しみです。

研究室からは、このようなきれいな紅葉を見ることが出来ました。

今年も日本の最も美しい季節のひとつがやってきます。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、少し遅れていますが先月滞在したトルコの学会の話。

海外の学会の話を書く時は、諸処の理由でリアルタイムでアップできない時があります。

そろそろアップしても良さそうです。

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トルコ。

多くのモスクがあって、歴史的に考えても、興味深く不思議な土地です。

欧州皮膚科学会。今年の学会会場はこちら。

ゲートをくぐります。

まずは講演風景。

こちらが学会で開催される発表および講演のスケジュールです。

中でもレーザーのセッションは立ち見の出る満員でした。

今年の話題は、やはりピコ秒のパルス発振が可能な機器の話ですね。

次世代のトーニングや色素治療機器開発に各社がしのぎを削っています。

僕もマドンナリフトについての発表を一つ。

学会会場展示ブースです。

幾つか面白い機器も見つけました。

こちらは南イタリアの会社。

フラクショナルRFの進化版。

RF電極を下の図の様にすべてを細工して、さらにマグネティックレンズを使用して、皮下の一定の深さで収束させるというもの。

実際に理論通りの効果があるのであれば、ヒアルロン酸などのフィラーの代わりにシワ治療などに効果がありますね。

選択性非接触型RFのヴァンキッシュもありました。

こちらは現在クリニックFでもテスト中です。

画像イメージ系で面白かったのがこちら。

顔を数枚写真に撮って、立体的にCG化する機器。

僕も撮ってみましたが、年々精度が上がっています。

さらに、クリニックFでも一番選択の機器であるシネロンキャンデラ社のePLUS。

こちらの最新光治療器ePlus SRがデビューしていました。

こちら、2002年に発売された初代オーロラ。

その後2007年にデビューしたelight SR。

事実上三代目の代替機になりますね。

日本でのデビューが待たれます。

 

 

 


■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑦ ボスポラス海峡の鯖釣り人

なかなかあげることが出来ないトルコの出張記。

こちらはトルコはイスタンブール。

アジアとヨーロッパの中間。

ボスポラス海峡で釣りを楽しむ人たちです。

前回トルコに来た時は、こちらでサバサンドを食べたのですが、今回お目にかかることはできませんでした。


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