アメリカの文化人類学者であるルース・ベネディクトの著書「菊と刀」はご存知ですか?
「菊と刀」は、戦時中の調査研究をもとに1946年に出版されたのですが、ベネディクトは実際には日本を訪れたことはなかったのだそうでです。
それでも日本に関する文献の熟読と日系移民との交流を通じて、日本文化の解明を試みた、いわばアメリカ文化人類学史上最初の日本文化論です。
その中で彼女は、欧米は一神教の下、内面の良心を重視する(=罪の文化)であるのに対し、日本は世間体や外聞といった他人の視線を気にする(=恥の文化)であると考察しました。
日本は正義よりも名誉を重んじる武士道の精神がありました。
この気質は、現在の日本人にも残っていると思うんですが、今回の新型コロナウイルスが、その世相を顕しているのではないかと思うようになりました。
この時代、いつ誰が新型コロナ感染者になるかわかりません。
ところが感染した人のコメントを欧米と比較してみると、日本人は、世間体を気にするコメントをする人が多いんですよね。
「伝染っても治るんで良いとは思うんですが、世間体がね。だって社会から抹殺されますよねみたいな。」
これも、文化的な違いですよね。

こちらは2016年3月に 米国皮膚科学会AADに訪れた際についてのブログから。
https://takahirofujimoto.com/blog/blog/international/post_11940/
欧米の学会に毎年出る様になって今年で18年目となります。
講演からも数多くの学びがあります。





