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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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パリのオペラ座

オペラ・ガルニエは1875年にナポレオン三世によるパリの大規模都市改造計画によって生まれました。設計コンクールで選ばれた36歳のシャルル・ガルニエは多彩な表現を取り入れかつ、皇帝の好みを取り入れた形で完成されました。

地下鉄のOPERA駅を上ると、目の前に入ってくる光景に圧倒されます。

何よりも素晴らしいのは、1964年にシャガールが手がけたこの天井画です。

僕はこの天井画がとても好きで、医学博士号をとった記念に、この絵の500枚限定のリトグラフを買ったのです。

この絵の挿絵を一つ一つ観ると、チャイコフスキーやビゼー、ベートーベンなどのオペラやバレエの情景が一つ一つ丁寧に描いてあるのです。

客席の作りも豪華ですよね。

中央にある巨大なシャンデリアは、事故で落ちたことがあります。

また、このオペラ座の地下には大きな水槽があり、舞台裏は迷路のように複雑な構造なのだそうです。

これらがミュージカルの「オペラ座の怪人」の物語を生んだといえるのです。

 


新凱旋門 ラ・ディフェンス

ポルトマイヨの学会会場から、地下鉄でルーブルの反対方面に向かうと、新凱旋門(グランド・アルシュ)と呼ばれる大きなゲートがあります。

このゲートは高さ110m、幅106m、奥行110mもあります。

内部の穴のあいた部分が、ちょうどルーブル宮殿の中庭の大きさに設計されていると聞いたことがあります。ノートルダム大聖堂がそのまま入ってしまうほど巨大なのだとか。

すごいですね。

パリ街を囲む城郭を出ますが、ここまでは地下鉄で一本で、約15分でいけるのです。

この新凱旋門は、凱旋門の上に昇っても、そこからよく見えます。ルーブル宮殿、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、そして新凱旋門と、一直線に並ぶパリのモニュメントの最終地点になっているのですが、僕は、今までここには行ったことがありませんでした。学会の最終日に、1時間ぐらい時間が空いたのでちょっと行ってみることにしました。

ここはいわば、新副都心。新宿のような場所ですね。または汐留、品川、台場あたりだろうか。

遠くから見ているときはそんなに大きく見えなかったのですが、近くでみると、本当に大きい。

10ユーロの入場料を払ってエレベーターに乗ります。

上まで上がると凱旋門からシャンゼリゼ。さらにコンコルド広場とルーブル宮殿まで見える絶景が…。

パリには、まだまだ行く場所、見所がたくさんありますね。


カンテル社CEOと

今年はレーザーの分野では残念ながら新しい技術は発表されませんでしたが、ひとつ気になったのはドイツのメーカーであるカンテル社。

営業の人かと思って話しかけてみたら、ちょうどその場にいたCEOでした。

カンテル

気さくな人で、いろいろ開発している機器の説明をしてくれました。


パリのヨーロッパ皮膚科学会 最終日

学会最終日は講演を聞いて終わりました。

会場はこの写真の通り、今回の“コングレ”が開催された部屋の中で一番大きな部屋ですが、皮膚科医で溢れ返っていましたね。

EADV近年まれに見る大きな部屋での開催でした。

ヨーロッパ皮膚性病科学会(EADV)は会員と非会員、各社企業、スタッフ・・・とそれぞれ名札の色が違います。

僕は学会会員なのでグリーン

非会員の医者はブルー

各社企業は赤

スタッフは黄色

となっていました。

それぞれの名札で入室できる場所が決まっています。

この日のブースにも行きましたが、まだまだ熱気に溢れています。

今年はレーザーの分野では残念ながら新しい技術は発表されませんでしたが

ひとつ気になったのはドイツのメーカーであるカンテル社。

営業の人かと思って話しかけてみたら、ちょうどその場にいたCEOでした。

気さくな人で、いろいろ開発している機器の説明をしてくれました。

この会社が新たに販売したアレキサンドライトレーザーの脱毛器は、スキャナと呼ばれる連続照射装置が付いてます。

これは照射時間の短縮につながり、非常にユニークでしたよ。


シネロン・ディナー・パーティー

この日は学会後にシネロン社のディナーパーティーに呼ばれました。

会場前より貸切バスに乗ります。各国の医師たちでごった返しています。

移動した先は、パリ16区の高級住宅街に隣接するブローニュの森の中にある高級レストラン。

カクテルをもらいに僕も列に並びます。

ここで出会った僕と同じ年ぐらいのフランスのドクターは、GP(一般総合医)として働いてきたけれど、患者さんのニーズや、クリニックの経営を考えると、美容やアンチエイジングの分野に診療域を広げレーザーを導入せざるを得ないと話していました。

聞いてみると、レーザーの購入コストや、施術料金はその時の為替でざっと計算してみると、ほとんど日本と同じでしたね。

とはいってもこれからの為替の動きで、またわかりませんが。

この会社(シネロン)の機械を使ったことがあるかと聞かれたので、2002年のオーロラをはじめとして、すでに10台も購入、使用してきて、非常に良い成績を上げているよと言ったら、びっくりしていましたよ。

こちら中央はスロベニア出身の女医さん。なんと三年前からドバイで働いているのだとか。

しばらく彼女とレーザーの話をしていると、横から彼女の雇い主がやってきました。

右端の黒髪の女性がドバイのクリニック経営者。経営者といってもまだ若いですよね。

ドバイのオイルマネーは、スロベニア出身の彼女にとっても信じられないほどで、

「どんなに高くてもドバイの女性はすべての施術をしたがる。」

のだそう。

経営者によると、エギソチックな彼女の顔立ちはドバイの患者さんに受けるのだそうです。

名だたる機械はほとんど持っていましたね。そして、シネロンの機器の施術も、フラクショナルレーザーも、日本の約1.5倍の値段が付いているのです。

サーマクールなどは日本円に換算すると施術費が50万円ぐらい。

それでもあっという間に施術が埋まるのだとか。

僕もドバイで働かないかとスカウトされましたよ(笑)。

パーティーが夜10時頃終わると、あたりは真っ暗。でも、本当に楽しい会と素敵なお店でしたよ。


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