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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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「マイ・フェア・レディ」

今週の海外出張を控えて、クリニックFは年末の模様。

開業時間も終了時間も延長して施術を行っています。

受付では、オードリー・ヘップバーン主演の映画版「マイ・フェア・レディ」を流しています。

ロンドンの下町のコックニー(Cockney:ロンドンの労働者階級で話される英語の一種)を話す花売り娘が、言語学者のレッスンで、見違えるような麗しい貴婦人に変貌するというストーリー。

コックニーはいわゆるデビット・ベッカムの英語の話し方。インタビューで、彼の英語を初めて聞いたときには印象的な発音にびっくりしたのを思い出します。

原作のバーナードショーの「ピグマリオン」がブロードウェーで大ヒットミュージカルをしてからの映画化。90年代にはジュリア・ロバーツが「プリティ・ウーマン」で映画のリバイバルを演じましたよね。

女性はその扱われ方によって、変身するという話。

さもありなん。

さて、外来も後半戦です。


「地球沸騰時代」注目集める意外な食材

珍しく日曜日の朝のNHKの番組を観ていたのです。

地球沸騰時代と題されて、化石燃料発電によりCO2が増えるので、地球の温度が100年で5度上がる。

となると夏のオリンピックが出来る都市が高地にあるウランバートルなどの世界で2都市しか無くなる。

牛のゲップも二酸化炭素を増やす要因になる。

海面上昇によって世界の90%の海岸の砂浜面積が減少する。

マグロやウニなどの寿司ネタも温暖化で食べられ無くなる。

なので、人類には緩和と適応が必要。

そこで昆虫食を美味しいと食べてる人達が登場。

WHOでも推奨しているんですよと。

最後の締めくくりは、昆虫食に興味が出てきましたと目をキラキラさせたタレントのコメント。

これって国民放送による完全なる洗脳ですよね。

まず前提として気温上昇の理由をCO2のみに限定するのもどうなんですかね。

地球は数百年単位で寒暖期を繰り返しています。

陸上の氷河などが溶けて海水面の上昇がたとえあったとしても、砂浜の面積が多少なりとも減る海岸は9割ぐらいあるかもしれませんが、映像では海岸の砂浜面積が90%ぐらい減少したものが流れていました。

WHOってそもそも忖度機関ですよね。

コロナで何を学んだんでしょう?

コロナの時に、40万人が死ぬと言ってワクチンに誘導した学者がいましたが、世の中の学説や論文はたくさんあります。

でも、アカデミックな世界の仮説には振れ幅があるのです。

最悪のストーリーを繋げればこういう話になるかもしれないと思いますが、そこまで振れないでしょう。

でも映像にされてしまうと妙に納得してしまいます。

最近のYouTubeの中でも専門家でない人が、独自の理論を映像化していますが、文字と異なってフェイクチェクの技術がまだまだなので、長く閲覧され信じる人も多いと聞きます。

ちょっと恐ろしさを感じてしまいましたね。

情報の溢れる時代。

その取捨選択ができる教養を身につける事が必須となりますね。


幸福の飴

ちょうど先週、箱根神社を訪ねていた時に、幸と福と書かれた飴をひとつづつもらいました。

かわいらしいですね。

*****

幸福な状態って、何でしょう?

幸 は「海の幸」など、神などから与えられる受動的かつ、精神的な幸いを示し、

福 は「福袋」など、自分で求めて得られる能動的かつ、物質的な富を表す。

と聞いたことがあります。

西洋哲学では「三大幸福論」と言われる、アラン、ラッセル、ヒルティの幸福論があります。アランとラッセルは「人との健全な交流が幸福な状態」としているのに対して、ヒルティはキリスト教的な幸福感を述べているようです。

*****

日本国憲法には

第十三条 すべての国民は、個人として尊重される。

生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

「幸福」の追求が、生命と自由の追求と並び、国民の権利として書かれています。

*****

憲法上には幸福には定義はありませんが、もともと英語の翻訳であろうと思います。

幸福の意味合いの中には、

luck  幸運

happy 幸せ

glad 感謝

delighted 慶び

pleased 喜び

などを混ぜたような意味合いがあり、満足感を伝えるものとして、

contented 納得する

satisfied 満ち足りた

さらに

ウェルフェア(Welfare)

ウェルビーイング(Well-being)

といった福祉的な社会的な満足度も含まれるんでしょうか。

*****

仏教的には、”執着”こそが「苦」を生むので、それを排除することで幸福を得られるというのが教え。

すなわち四苦八苦からの開放です。

四苦とは、出生・老・病・死という根本的な四つの苦しみ。

日本語では「苦」という言葉を使うので、苦しみと解釈されますが、サンスクリット語の意味では「思うがままにならないこと」という事だそうです。

ここにさらに

愛別離苦(あいべつりく) – 愛する対象と別れること

怨憎会苦(おんぞうえく) – 憎む対象に出会うこと

求不得苦(ぐふとっく) – 求めても得られないこと

五蘊盛苦(ごうんじょうく) – 五蘊(身体・感覚・概念・決心・記憶)に執着すること

上記四つの苦を加えて八苦というのだそうです。

*****

ちょっと色々な方面に脱線しましたが、医学の話でまとめましょう。

医学的に、脳内に満たされる幸福感は「脳内ホルモン」と呼ばれる神経伝達物質の働きによってもたらされます。

脳内伝達物質の中で代表的な幸せホルモンの三原色は

「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」

と言えます。

一番わかりやすいものは「ドーパミン」でしょうか。

何かを獲得したり、勝ったりした際に脳内で生まれる報酬系ホルモンです。

麻薬に近い恍惚感に満たされますが、長続きしない、そして依存症の原因になることが特徴です。

「オキシトシン」は、分娩時に子宮の収縮を促したり、乳腺を刺激して母乳の分泌を促す働きがあります。愛情や人とのつながりなどがあることで精神が安定します。オキシトシンが分泌されると、ストレスなどに過剰反応していた脳を平常の状態に戻したり、脳の疲れを癒したり、気分を安定させるなどの作用があります。

「セロトニン」には、不安感を和らげて精神を安定させる働きがあります。

まさに、心の安定剤。

分泌されているとポジティブで前向きな気分をもたらしてくれますが、不足すると、イライラしたり落ち着きが無くなったり、衝動的、攻撃的になったり、うつ病を発症させたりします。

ただ、一言でいえば、幸福とは、不安のない状態なのかもしれません。

人間の脳は、危機回避のために様々なセイフティ回路があるのです。

全ての皮質感覚連合野 (視覚・聴覚・体性感覚・味覚・嗅覚) からの情報は、大脳辺縁系に収束しますが、その主要構成部位の海馬と扁桃体では

情動発現 快・不快 好き・嫌い(扁桃体)

記憶形成・保持(海馬)

として整理されて、脳の他の部位に情報発信されます。

扁桃体は少ない情報でも興奮を起こしやすく、これが不安として感知されます。

言語情報、つまり「言葉」をつぶやく。「言語化」によって、扁桃体を鎮静すれば、不安やストレスが軽減されたり、場合によっては消えたりします。人に話したり、紙に書き出すことはこの点で有効です。

扁桃体を鎮静させるのは、こうした「言語情報」のほか、五感のうちの視覚以外の四感。聴覚、味覚、触覚(温覚)、嗅覚。あるいは、温覚などが刺激されると、扁桃体はリラックスするのです。

リラックスする音楽を聴く (聴覚)

香しいお茶や珈琲、ワインなどを飲む、アロマセラピーを受ける (嗅覚)

おいしいものを食べる (味覚)

入浴する、柔らかく心地よいものや温かいものに触れる (触覚)

スキンシップやマッサージを受ける (触覚)

などのリラクゼーションは扁桃体の興奮を鎮静して、副交感神経を優位にして、不安を取り除くことができる手段とも言えますね。


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