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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 イタリア ミラノ編

2011年6月イタリア出張⑩ ミラノ ドゥオーモ ローマ時代の遺跡

たどりついたドゥオーモでは

朝早くから何やら工事をするようで、重機が置いてあります。

中にも久しぶりに入りました。

ステンドグラスが綺麗ですよね。

実は今回初めて気づいたのですが、このドゥオーモの地下にはローマ時代の遺跡があるのです。

今までは屋根に登ったりしていたので、まったく気づきませんでしたが、礼拝堂を背にしてファサードの右前方の地下。ちょうど地下鉄があるあたりにこの遺跡はあります。

入館料を払って階段を下ってゆくと

こうしたローマ時代の遺跡がミラノにも見つかっているだけで20以上も存在のだそうです。イタリアで地下鉄の工事が進まないのもわかりますよね。

 


2011年6月イタリア出張⑨ ミラノ スカラ座 ガレリア

今回の出張はミラノから入り、ミラノ近郊のパヴィアにあるクリニックで施術を見学した後、フィレンツェのDEKA本社に訪問する・・・というスケジュールでした。

ミラノは好きな街です。

好きな理由はいくつもありますが、やはりクラシックとオペラの殿堂 トスカニーニが率いたスカラ座の存在は大きいですよね。

イタリア到着翌朝。

目が覚めて、ホテル近くを朝の散歩。

プッブリチ公園を抜けて

このゲートを超えて、ミラノのマンゾーニ通りを歩きます。

この道沿いにスカラ座があります。

まだ朝が早いので誰もいません。

目の前のスカラ広場にはレオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。

このスカラ広場からヴィットーリオエマヌエーレ2世のガッレリアを通過すると

その先に

ドゥオーモが現れるのです。

毎回このルートで気分が盛り上がります(笑)。

 


バレエ「ジぜル」、帰り道の月

さて、美術館を巡っているうちに夜も更けてきました。

スカラ座に向かいます。

この日は「ジゼル」の初日。

以前バレエをやっていたのかな?

と思わせるスタイルと姿勢の良い女性がたくさんいましたよ。

初めて行く劇場は、中がどんななのか、とてもわくわくします。

赤い色が映えていますね。

舞台は統一されています。

スカラ座のエンブレムです。

イタリアっぽくて、なんともいえない雰囲気ですよね。

シャンデリアもしゃれています。

僕がこの歌劇場を気に入ったのは、照明が落ちるこの瞬間です。

一斉に照明が落ちるのではなくて、客席照明だけがしばらくの間残ってから余韻をもって消えてゆくのです。

バレエ「ジぜル」は「白鳥の湖」と同じぐらいの頻度で公演される最も有名なバレエの一つですよね。

ジゼルは突然村にやってきた高貴な雰囲気を持つロイスと恋仲になります。

ジゼルに想いを寄せる森番のヒラリオンは、ロイスが何か隠し事持っているのではないかと疑っていました。

ロイスの正体は貴族の青年アルブレヒトという人物。元々婚約者がいたのですが、ジゼルと恋に落ちてしまったのです。

狩の途中で村に立ち寄った貴族の一行の中に、偶然にも彼の婚約者がいたためこの秘密は二人の女性に露見します。

元々心臓の弱かったジゼルはショックのあまり正気を失いそのまま息を引き取ってしまいます。

ここで第一幕が落ちます。

さて、第二幕です。

この地方にはお嫁に行く前に亡くなった娘はウィリと呼ばれる精霊になるという言い伝えがあります。

ヒラリオンとアルブレヒトはジゼルを失った悲しみのあまり、ジゼルのお墓参りに行きますが、真夜中にヒラリオンはウィリ達に捕まり、踊らされ続けてついに死んでしまいます。

後悔に苛まれるアルブレヒトも同じようにウィリ達に捕まりますが、新参のウィリになったジゼルの懇願もあって踊る時間を引き延ばす事ができます。

アルブレヒトが夜通し踊り続けて、ついに力つき、ちょうど倒れたところで夜が明けます。

日の出とともに魔力を失うウィリ達が朝闇の中に去ってゆき、バレエは終わります。

初日でしたので、スタンディングオベーションもすごかったですよ。

もうひとつ、このスカラ座で感動したことが帰り道です。

スカラ座を出ると、空を見上げると満月でした。

スカラ座の目の前からヴィットーリオ・エマヌエーレ二世のガッレリアを歩いて帰ると、ドゥオーモに出るのですが、

これがまた高揚した心に、とても心地よいのです。

目の前に忽然と現れる夜のドゥオーモ

そして振り返るとガレッリアの正門が見えます。

満月と合わせて、思い出に残る写真が撮れましたよ。

 


美術館で写真撮影が禁止される理由

ミラノには数多くの美術館があります。ただし、写真を撮ろうとすると厳重に注意されます。

油絵に対してフラッシュ撮影することを禁じるのは世界的な常識だと思いますが、フラッシュなしの撮影は、ヨーロッパやアメリカでは認められることが多いのです。

パリのルーブル美術館では、以前は禁止されていました。僕も10年前に行ったとき写真を撮ろうとして注意されたことを覚えています。しかし、昨年のEADVで行ったときは、写真については黙認、ということになったのだとか。

注意する人たちの声が嗄れてしまったので、もう諦めた、ということのようです。

イタリアはまだ頑張るようで(笑)この日もあちこちで皆注意されていましたよ(笑)。

これもイタリアの流儀ということでしょうか。

文化財が貴重な収入源になっている国なので、仕方がないのかもしれませんね。

こちらはブレラ美術館。唯一写真撮影が可能だったところです。

子供達が集まって絵を描いていましたよ。

世界の文化財の40%があるという、このイタリアで幼少期を過ごせるなんて、うらやましい環境ですよね。

この美術館にはラファエロの名作「聖母マリアの結婚」という絵があったはずなのですが、ちょうど今回は貸し出し中で見ることができませんでした。

残念。

もうひとつ見たかった、マンティーニャの「死せるキリスト」の絵は見ることができました。素晴らしい絵で、一度見たら忘れないと思いますが、ちょっとどぎつい絵なので、ブログでは載せないようにしますね。

アンブロジアーナ絵画館にも行きました。

カラヴァッジョの果物籠は、確か中学校の美術の教科書に載っていた作品。当時の国王(名前は失念しました)が、これ以上優れた果物の絵は存在しないと明言した作品です。

実際に見てみると、果物の質感や枯れ葉の枯れ具合など、本当に見事ですね。

そして、レオナルド・ダ・ヴィンチの「音楽家の肖像」がありました。

二作品とも写真集の複写をあげておきますね。

厳重な監視のもと、ガラスの中に保管されていましたよ。

もうひとつ、ミラノにはボルディ・ペッツォーリ美術館という、ミラノの上流階級の邸宅を利用して個人のコレクションを展示している美術館があるのです。

これはイタリアの美術雑誌でもイタリア人が最も好きな美術館に名前が挙がる場所。

この場所にも行ったのですが、残念ながら火曜日はお休みだったのです。

時間的に、今回の旅で訪れるのは無理でした。

残念。

 


ミラノ スカラ座

さて、ヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガレッリアをドゥオーモと反対方向に抜けると、そこには世界的に有名なオペラの殿堂であるスカラ座があります。

劇場が建設されたのは、1778年。ヴェルディの「オテロ」や「ファルスタフ」、プッチーニの「蝶々夫人」「トゥーランドット」などが初演された場所としても知られています。

指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニが1898年よりこの地でタクトを振るようになってから、ここは世界的に重要な音楽の殿堂になりました。

近年では、クラウディオ•アバドの後任として1986年に音楽監督に着いたリッカルド•ムーティが2005年に退任するまで約20年間、スカラ座を盛り上げました。

世界的に有名な場所だけあって、観光客が写真を撮っていますね。

このスカラ座の前をスカラ広場というのですが、ここにはレオナルド・ダ・ビンチの像が立っています。

僕がミラノに立ち寄った目的はもうひとつ。

このスカラ座でのバレエ「ジぜル」の鑑賞です。

写真の中に反射して、僕が写りこんでいますね(笑)。

夜までまだ時間があります。

それまで、美術館でも回ることにしましょうか。

 


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